桂美佳さんのインスタグラム写真 - (桂美佳Instagram)「. . こんばんは！桂です☺️ 東京は冷たい雨ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか🌃 どうか温かいコーヒーや美味しいお酒と共に、肩の力を抜いて今夜もゆるりとお付き合いください☕️ . 今日のように天気が悪く心がモヤモヤしたり、五月病でなくとも憂鬱な日が何日も続いたり… そんなときに効果的と言われているのが、『断捨離』です。増えすぎた物を減らすことですね。 2010年に、「山ガール」など共に流行語大賞にノミネートされましたが、今や日本人なら誰もが知る言葉でしょう。 . 断捨離とは実は、ヨガの考え方がもととなっている言葉です。身の回りの要らない物をはじめ、歪んだ情報や習慣を“断ち”、余計な心配事を“捨て”、お金や地位への執着を“手放(離)す”。単純に物を捨ててスッキリ！ではなく、気持ちの重荷を取り除いて身軽になれることから、ストレス社会と呼ばれるこの世に浸透したのかもしれませんね。長年ヨガが愛されているのにも納得です。 . 皆さんには、なかなか捨てられずにいるものはありますか？高かったから、今では手に入らないから、大切な人にもらったから、いつか使う時がくるかもしれないから… または単純に、もったいないから。様々な理由から、ゴミとして捨てることがなかなかできず、タンスの肥やしが増える一方。近年はメルカリやレンタルサービスが充実しているので、うまく利用しながら不必要なものを増やさないようにしたいですね。 . . 私がゴールデンウィーク中に身の回りを整理していたときのことです。大人になってもなかなか捨てられなかった物が出てきました。『乙女の祈り』というピアノ曲の楽譜です。小学生の時に弾いたのでもう30年近くとってあることになります。やっとというか、ついに、捨てました。 . 物心がついたときから大学に入るまで、ずっとピアノを続けていました。小さな頃から割と習い事漬けで育った私が、唯一自分から「やりたい」と言って習わせてもらったのがピアノです。テレビから流れてきた『乙女の祈り』のピアノ演奏に釘付けになり、いつか弾きたい！その一心でピアノにかじりついていたのです。 . 正直、私にあまり才能はありませんでした。その曲で特別な賞をとったわけでも、脚光を浴びたわけでもありません。でも、長いようで短く、下手くそなピアノ人生の中で、発表会で両親と祖父母を笑顔にさせるまでに完成した『乙女の祈り』。真っ黒になるまで鉛筆で書き込んだり、小学校に持っていき先生に取り上げられたり、うまく弾けずに泣きながら床に叩きつけたり。ボロボロになった楽譜は、宝物として私の手元に残りました。「もういい加減に捨てたら？」家族に言われるのと同じように、自分でもそう思っていました。 . 不思議ですよね。ピアノ自体に未練はもう無いのに、楽譜という物はどうしても捨てられない。捨てるときにはやっぱり心が傷んで、しばらく頭の中でモヤモヤが残りました。でも半月ほど経った今は、一歩前進したようなとても晴れやかな気持ちです。紙一枚くらいかさばるものでもないししまっておけばよかったのかもしれませんが、捨ててよかったと本気で思います。 . . 捨てられないものや手放せないものには、絶対に理由があります。 . その理由は所有する本人にしかわからない理由で、他人から見たら「そんな物…」そう見えても、重大な意味を持つのかくだらない理由からなのか、どちらにせよ本人からすれば絶対に守りたい“大事なもの”です。皆さんの頭には何が思い浮かんだでしょうか。 . . 楽譜を捨ててよくわかりました。大人になった私はピアノを弾いているわけではありません。確かに未練は無いのです。記憶は記憶、過去は過去。今の自分は、全く別の人間です。楽譜を手放し、別の人間だと気づいて、初めて過去の自分に対して「頑張ったね、お疲れ様。」そう思えました。 . “大事な物”に順番も何もありませんが、『記憶の中で大事な物』と、『今の自分にとって大事な物』は全く違います。記憶の中だけで大事な物ならば、手元において残す必要などなくて、記憶は記憶として、記憶の中で大事にすることだってできるということです。 . いつだって、いま一番大事なものを自分のそばに置いて、身も心もスッキリしていたいですよね。 “今”を大切に過ごすために、過去のものは「えいっ！」と捨ててしまうことも時には必要なのでは。そう思えた出来事でした😊 . . そうそう、心と身体の断捨離には、ジムがおすすめですよ！ . . . #五月病 #憂鬱 #気分転換 #元気になる言葉 #思い出グラム #ピアノ好きな人と繋がりたい #乙女の祈り #断捨離 #捨てられない #片付けられない #笑顔が一番 #ママ最強」5月19日 19時53分