猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 9月5日 22時37分

そういえば、私はパンケーキをふつうのサイズで焼いたことがなかったから、今朝はふつうサイズで焼いてみるかと焼いてみた。

小型のフライパンのサイズに生地がきれいに収まるから、当然そろってきれいに焼ける。

でも、なんだかつまらない。

食感もちゃんとしすぎてて面白味にかける。

昨日、またまた眺めていた上野万梨子さんが若かりしころに書かれたお菓子の本のレシピにタルト・タタンがあって、最後の下り「型の底に紙を敷いておくと型にりんごがくっつくことはないが、出来上がりの表面の焼き色や表情がどことなく物足りない」とあって、いいなぁ〜と感じ入っていたところだった。

そうなのだ。

きれいだったらいいってものでもなく、きちんとしていたら美味しいかって、それだけでもない。

パンケーキの食感とは、フライパンの熱で生地がどう躍ったのか？　その過程がぜんぶレコーディングされているレコード盤みたいなものなのだ。

シンプルなものは奥が深いね。

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