猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 12月3日 22時11分

彼がバルセロナから戻った夜。

日本から私が先日帰ってきて一晩だけ一緒に過ごして、翌日から彼が入れ替わりで出張へ。

思えば盗難がすべての引き金となって、恐ろしい玄界灘に飲み込まれた時期だった。

簡単に言えば、人生アルアル。まとめてやって来るナンチャラだ。

20℃のバルセロナから急にマイナス気温のパリに降り立って、ドアの向こう側で彼はガタガタ震えていた。

あまりにもすごい嵐だったから、再会❣️みたいな感じにはならず、ふたり静かに顔を見合わせて「おつかれ(꒪⌓꒪)」ってねぎらう感じだった。

用意しておいた、あたたかいトマトと根菜のミネストローネとオムライスに、彼は濁点がいっぱいついた

「っあ”””””〜〜〜！」

っていう声を出した。

イイね。板についてきてるよ。日本人があったかいものを飲んだ時の「あ”」。

しかし猫の能力とは不可思議だ。

彼が帰って来る1〜2時間前から、ふたりともソワソワし始めて、帰宅直前にはハッキリと感知しているように見えた。

遠くから飛んでくる、彼の「早く帰りたい」を猫たちはキャッチしているのだ。そのチャンネルは、愛。心が通うとは、よくできた数式のように、かくもシンプルで美しい。

オムライスをこさえている私の横でくつろいでいた彼。その膝の上でデレッデレに甘えるピガがめっさかわゆい😍（2枚目）。

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