桂美佳さんのインスタグラム写真 - (桂美佳Instagram)「🌈 . . ２日前のことです。数年ぶりに東京に来た山形の実家の父が、私たち家族のもとを訪れ、美味しそうにビールを飲んでいきました。とにかく明るくてどんな逆境も吹き飛ばす、エネルギーの塊のような最強の父です。冗談を飛ばしながら豪快に笑う姿は昔と全く変わらず、私たちを安心させてくれます。でも、帰っていく父の背中は昔よりも確実に小さくなっていて、あと何回会えるのだろうと思うと、涙がこみ上げました。 . こんばんは！桂です☺️ 今日は『一緒に過ごす時間』について。大切な人との絆を深めるために、役立てていただければ幸いです。どうかゆるりとお付き合いください☕️ . . 皆さんは、大切にしたい人のことを理解し絆を深めるために、普段から大切にしていることはありますか？会話を増やすこと？相手の話に耳を傾けること？小まめに連絡を取り合うこと？そのどれもが正解だと思います。でも一番は、 “同じ空間で一緒に何かをすること” ではないかと私は思っています。 . . 人に干渉しない、されたくないという現代の風潮。高齢者や子どもまで普及が進むインターネット。ここ数年で当たり前になった“リモート”。今や世の中はネットに支配されていると言っても過言ではありませんね。 . 思い返してみれば、ネットが普及する前の娯楽や情報源といえば、まずテレビでした。 . 今でこそ家の中に何台もあるテレビも、昔は居間で一つのテレビを家族で囲んで観ていたことが多かったものです。それほど興味がない番組でも、家族が観ているからという理由で結局一緒に観ることが多くありました。また、観ていなかったとしてもその番組が流れる空間に居る、という場面が多かったんですね。 . バラエティを観てはあれこれ感想が飛び交い、クイズ番組で当たり外れに一緒に夢中になり、不安なニュースには思わず顔を見合わせ、スポーツ番組では同じ温度で一喜一憂。他にも映画やドラマ、お笑い番組やドキュメンタリー番組… あらゆるジャンルを通して、無意識のうちにその空間は、夫や妻あるいは子どもや兄弟、家族のことを“知る”ための貴重な空間となっていました。どんな人が好きで、何を見て笑顔になり、どういうシーンに感動し、どんなニュースに興味があり、どんな言葉に影響を受けていて、どんな価値観でどんな考えを持つのか。とても自然に、理解を深め合っていたのです。 . . リアルタイムに同じ空間で直に見る姿ほど、正直なものはありません。 . 「あの芸人がおもしろくてさー！！」と、どれほど巧みな言葉で力説されたとしても、その理解は、画面の前で芸人のギャグに大ウケし涙を流しながら笑い転げている姿を見るのには到底かなわないでしょう。「またフラれちゃったよー！あはは！」と電話の向こう側で面白おかしく笑い飛ばしている人も本当は、目の前に誰かがいたなら抱きついて泣き叫びたいくらい、苦しい思いの最中かもしれないのです。 . 一つのものを同じ空間でリアルタイムで共有していた時代は、側にいる人のことがもっとよくわかっていました。 . . 今や、“興味がなくても無理して付き合う必要”はなくなり、それぞれが自分のスマホやタブレットで好きなものを観たり聞いたりできます。インターネットの普及は、個人の時間を充実させてくれた反面、家族や身近な人とはバラバラになりやすい環境をつくり出しました。同じ空間にいても全く違うことをしていれば、相手の興味が何に向いているかも、それに対する感情や反応にも、気づくことができません。別のことに意識が向いているから当然ですよね。 . . 長くなりましたが、ここまで読んでいただいた方にはもう伝わっているかと思います。相手のことを理解するために普段から大切にしたいことは、一緒に聴いたり、観たり、食べたり。同じものに対して笑ったり、考えたり、悩んだり。同じ温度で喜んだり、悲しんだり、感動したり。そうやって“リアルタイムで”“同じ体験を”することです。そしてその瞬間の相手の反応や思わず飛び出す表情を間近で見ることで、相手への理解は自然と深まっていくのではないでしょうか。 . . 会いたい人に、会いに行ける。そんな時代が戻ってきたと思える昨今に、こんな記事をお送りしました。デジタル化の時代にこそ、人間関係はアナログで。会いたい人に、会いに行きましょう。リアルに勝るコミュニケーションはありません。距離の近い“理解”で、大切な人との絆をもっと深めていきたいですね☺ . . . #大切な人 #大切な時間 #思いやり #家族の時間 #友達に感謝 #恋愛の悩み #人間関係 #大切なこと #インターネット #時代の流れ #変化 #変わらないもの」6月9日 20時00分