猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 12月23日 23時50分

事務仕事をしていると、決まって虚しい気持ちに襲われるのは、母が亡くなったときに感じた思いが蘇るからなんだろう。

生きていたときは、とても大事なものだった書類が、亡くなった途端ただの紙切れになる、あの瞬間。人が社会に存在している証明として生前に作られた、さまざまな書類。そして戸籍から消される存在。

致し方ない人間社会のシステムだけど、私の胸には深く突き刺さった。そしてまた、存在とはなにか？　と考えた。

本当の存在証明書は形ないもので、永遠に消されることもない。

私の中にある役所には、旅立った大切な存在の証明書が、今も生きたまま保管されている。

#東京下町時間　#ブラックファミリーヒストリー

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