猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 12月23日 10時25分

思ったよりも朝早く目が覚めて、すこしゆっくりしたテンポで今日を始める。

目が回りそうな1週間のつかの間の中休み日。オーガナイズと事務仕事は山ほどあるけれど、まずは洗濯機を回しながら、なかしましほさんの @foodmoodstaff のレモンとココナツのクッキーを食べる。とてもとても美味しい🍋✨

NHK BSPで『残照 フランス 芸術家の家』（老人ホーム）を観る。これを観るのは3度目くらいだ。

先日、パリでグラフィックデザイナーをしていた友人と、フランスにおける税金還元率の良さについて話した。取り立ては徹底しているけれど、国が国民に対して行う政策のあれこれは、日本に比べると段違いで手厚いという印象。

この老人ホームは、アーティストたちの終の住処。シェフが住人の食の好みを聞き、レストラン形式で食事が振る舞われ、コンサートが開かれ、アーティストが最期のときまでアーティストとして生ききるサポートをする。そこには、アーティストは国の資産である、というフランスらしい理念があるからだと思う。

孤独や老いへの不安、不満、住人自身のプライドの高さや現実とのギャップなど、もちろん問題はたくさんある。それでも、こんなふうにアーティストを国が擁護する施設、日本ではまず考えられない。

とはいえアーティストもただの人間で、理想は最期まで家族と過ごせることだろう。けれど、死別、離婚、単身で生きてきたなど、それが叶わない人も多い。個人の人間らしい選択の果てにある、さまざまな形の老後への擁護とリスペクト。単純に凄いなと感心する。

私はフランスと日本、またはもっと違う国…いったいどこで歳をとり、晩年を過ごすことになるのだろうか？

同年代の友達と会うと、必ず出てくるテーマ『老後』。
いや〜…そんな年齢になったんだね😂でも、逆を言えば、『老後』の話ができる年齢まで無事に生きてこれたってことでもある。

そのことを暗く哀しいものとして捉えたくはない。死ぬまで冒険。自分という体と心を使った、人生の実験を楽しみたいと思うのだ。

#ユピ坊 と一緒に見てました　#猫沢銘菓　#猫沢エミのインターナショナル五十路ライフシフト

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