石村友見のインスタグラム(tomomi.ishimura) - 10月4日 20時43分
「プロフェッショナル」の条件
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私はニューヨークで
日本からのヨガ留学生に
ヨガの資格を取得もらうための
「RYT200」という
プログラムを提供しています。
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200時間の勉強を終えて
巣立っていった彼女たちの多くは、
その後プロのインストラクターとしての
道を歩みはじめます。
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それまでは「生徒」だった女性たちが、
卒業後は「先生」になるわけです。
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そんな彼女たちを待ち受けているのは
決して平坦な道ではありません。
卒業生からはしばしば苦悩の声が届きます。
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「お客さんが集まらなくて・・・」
「どうやって告知すればいいのかわからず・・・」
「クラス構成がマンネリ化してしまいます・・・」
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やはり、何と言っても大変なのは
クラスを開催したはいいけれど
「お客さんが集まらない」
ということです。
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先日、卒業したある女性は、
彼女ができるあらゆる手段、
例えばホームページを作ったり、
プロフィール写真を撮ったり、
インスタグラムで告知してみたり、
今できるあらゆることをやったにもかかわらず、
お客さんが「わずか5人」しか集まらなかったそうです。
しかも、その内の二人は古くからの友人でした。
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彼女に限らず、そしてヨガの世界に限らず、
技術を高め、お客さんを集め、信頼してもらうためには
たくさんの努力をしなくてはなりません。
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わずか「5人」のお客さんを集めることが、
わずか「50人」のフォロワーを増やすことが、
わずか「500文字」の告知文を書くことが、
いかに大変か、私にはわかります。
私自身も、以前にまったく同じ道を通ってきたから。
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この過程で多くの人たちが
悩み、苦しみ、やがてあきらめてしまいます。
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「友見先生は、そんなときに
どうやって乗り越えたんですか?」
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という質問をよく受けます。
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私はそんなとき、決まってある言葉を思い出します。
以前テレビを見ていたとき、ある著名なデザイナーさんが
司会者に「プロフェショナルの条件とは?」と聞かれ、
こうお答えになっていたのです。
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「2度目の依頼がくること」
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つまり、仕事相手から
1度だけではなく、
2度目の依頼をもらえるかどうかが、
プロの条件だということでした。
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1度目の仕事に対して、
相手がこちらのことを
「良かった」「信頼できる」と
思ってくれたからこそ
「2度目」があるわけです。
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これはインストラクターも同じだと思います。
前回きてくださったお客さまが
次回もきてくださる。
これこそがプロとしての喜びであり、
「自信」をつけるはじめの一歩です。
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無理やり「数」を増やそうとしない。
たとえ、目の前にいるのが
わずか1人のお客さまだとしても、
その方に信頼していただけるように
全力で力を出し切る。
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そして、そのお客さまが
「2回目」にやってきてくださったときに
心からの感謝を込めて
「ありがとうございます。お帰りなさい」
とお伝えすればいいのだと思います。
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こういう仕事をしていれば、
やがて「数」の問題は解決するものです。
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「数」ではなく、「信頼」をつくる。
それが、私たちインストラクターの
唯一の「生きる道」です。
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新たな道を歩みはじめた「先生」たちが、
一人一人のお客さまを喜ばせることができますように。
そして、お客さまの笑顔を見て、
「先生」自身が幸せになりますように。
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心に羽を。
石村友見
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様々な地域にうかがって、
一人でも多くの方の体と心に
「羽」を生やすお手伝いを致します。
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2019/10/4