西木ファビアン勇貫さんのインスタグラム写真 - (西木ファビアン勇貫Instagram)「初村上龍がこの本で良かったのだろうか。そんな事は置いておいて、感想を書く。  ーーーあらすじーーー  わたしは、考えない 考えることでいいことが起こったことが一度もない。 考える、考えないにかかわらず、いいことが起こったことは一度もない。  世界一もてない男。金はあるけど欲しいものはない。四十歳。  そんなふうに自分を表現する一人称『わたし』が主人公。  『わたし』は、YouTubeに興味があり、始めてみたものの、ゼレンスキーの胡散臭さを語った2時間40分の動画は全くバズらなかった。バズらないどころか、再生数も少ない。 せっかく会社の執行役員を辞め、一大決心して始めたのに。 反省して動画を短くしたり、テーマを変えたりすれば良いが、主人公はYouTubeのプロデューサーになる事を思いつく。 そしてホテルのプールで1度だけ会ったことがある60代後半の大作家、矢崎健介に出演依頼をするため高級ホテルを訪れていた。 彼に女性遍歴を語ってもらおうというのだ。  刺激的で、ダメ元での依頼だがなんと矢崎はOKをする。 そして主人公の狭いマンションで撮影が始まる。  過去に愛した女性、遊びで終わってしまった女性について、口調は悪いが丁寧に語っていく矢崎。めちゃくちゃ長い。曖昧な記憶を手繰り寄せながら語る。嘘はあるかもしれないし、ないかもしれない。  最終的に出てきたのは、色々な恋愛をしながら『自由』に生きてきた、ということだった。 彼の自由に触れ、多くの人には、そして私にもとうてい真似できないと思う。  第2章は時系列を遡って、彼との出会い。 第3章は作家が連れている女性。 第4章は作家と、目線が変わっていく。  ーーー感想ーーー 彼はあの後もワインを飲み続けるのだろうか。そんなこと誰にもわからなき。飲むかもしれないし、飲まないかもしれない。 時計を見ると、夜中の1時だった。私にとっては遅い時間だが、彼にとってはまだ早い時間かもしれない。そんなこと誰にもわからない。  こういう文体よね。特徴的なのは。  第一章が終わり、それ以後も話が進んでいくものだと思っていたら、時系列的にはそこがラストだった。特に劇的なカタルシスがあるわけではないが、読まされた!という感じ。筆力はすごい。 後半は動物のうんちくと、名優のエピソードとそれに対する考えを永遠に聞いているようだった。70歳を過ぎた村上龍が、自身の半生を矢崎に重ね合わせながらこれを書いたことに意味があるのだと思う。あと10〜20年後にもう一度読んだら、感じることが変わるかもしれない。僕にはまだ早過ぎたかもしれない。  #本 #読書 #読書記録 #読書記録ノート  #小説 #小説好きな人と繋がりたい #小説好き  #小説が好き #本好きな人と繋がりたい  #読書好きな人と繋がりたい #bookstagram  #book #books #novel  #作家 #小説家  #fabibooks #第一芸人文芸部  #村上龍 #ユーチューバー」10月18日 18時32分 - fabian_westwood

西木ファビアン勇貫のインスタグラム(fabian_westwood) - 10月18日 18時32分


初村上龍がこの本で良かったのだろうか。そんな事は置いておいて、感想を書く。

ーーーあらすじーーー

わたしは、考えない
考えることでいいことが起こったことが一度もない。
考える、考えないにかかわらず、いいことが起こったことは一度もない。

世界一もてない男。金はあるけど欲しいものはない。四十歳。

そんなふうに自分を表現する一人称『わたし』が主人公。

『わたし』は、YouTubeに興味があり、始めてみたものの、ゼレンスキーの胡散臭さを語った2時間40分の動画は全くバズらなかった。バズらないどころか、再生数も少ない。
せっかく会社の執行役員を辞め、一大決心して始めたのに。
反省して動画を短くしたり、テーマを変えたりすれば良いが、主人公はYouTubeのプロデューサーになる事を思いつく。
そしてホテルのプールで1度だけ会ったことがある60代後半の大作家、矢崎健介に出演依頼をするため高級ホテルを訪れていた。
彼に女性遍歴を語ってもらおうというのだ。

刺激的で、ダメ元での依頼だがなんと矢崎はOKをする。
そして主人公の狭いマンションで撮影が始まる。

過去に愛した女性、遊びで終わってしまった女性について、口調は悪いが丁寧に語っていく矢崎。めちゃくちゃ長い。曖昧な記憶を手繰り寄せながら語る。嘘はあるかもしれないし、ないかもしれない。

最終的に出てきたのは、色々な恋愛をしながら『自由』に生きてきた、ということだった。
彼の自由に触れ、多くの人には、そして私にもとうてい真似できないと思う。

第2章は時系列を遡って、彼との出会い。
第3章は作家が連れている女性。
第4章は作家と、目線が変わっていく。

ーーー感想ーーー
彼はあの後もワインを飲み続けるのだろうか。そんなこと誰にもわからなき。飲むかもしれないし、飲まないかもしれない。
時計を見ると、夜中の1時だった。私にとっては遅い時間だが、彼にとってはまだ早い時間かもしれない。そんなこと誰にもわからない。

こういう文体よね。特徴的なのは。

第一章が終わり、それ以後も話が進んでいくものだと思っていたら、時系列的にはそこがラストだった。特に劇的なカタルシスがあるわけではないが、読まされた!という感じ。筆力はすごい。
後半は動物のうんちくと、名優のエピソードとそれに対する考えを永遠に聞いているようだった。70歳を過ぎた村上龍が、自身の半生を矢崎に重ね合わせながらこれを書いたことに意味があるのだと思う。あと10〜20年後にもう一度読んだら、感じることが変わるかもしれない。僕にはまだ早過ぎたかもしれない。

#本 #読書 #読書記録 #読書記録ノート
#小説 #小説好きな人と繋がりたい #小説好き
#小説が好き #本好きな人と繋がりたい
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#作家 #小説家
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#村上龍 #ユーチューバー


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2023/10/18

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