西木ファビアン勇貫のインスタグラム(fabian_westwood) - 10月14日 09時07分


ドラマみたい。ドラマを読んでいるみたい。
主人公の更紗(さらさ)の9歳と、24歳の一幕が描かれている。面白くて一気読み。

ーーーあらすじーーー
9歳
更紗の大好きだった洒落た生活は思いがけない父との別れ、そこから必然に起きた母との別れで失われる。おばの家での所帯染みた生活は、以前のように毎日がきらめくことはない。過去の生活を羨望しながら、毎日を過ごしている。
さらに中二のいとこから性被害をうける。
これだけでも酷い境遇だが、公園での文(ふみ)との出会いから、さらなる転落が待っている。
出会いは雨の日、傘を貸してくれたのだった。
「帰らないの?」「帰りたくないの?」「うちに来る?」「いく」
更紗はその日から文の家に居座ってしまう。そこは自由だった。洒落た生活をしていた頃のように振る舞っても咎められないのだった。
しかしある日、ふとテレビをつけると「更紗ちゃん誘拐事件」の報道が目に飛び込んでくる。

24歳
ファミレスでバイトをしながら毎日を過ごしている更紗。家では彼氏の亮と同棲中。ネットで調べると過去の誘拐事件の被害者としてデジタルタトゥー。
働く先々でも過去のことを調べられ、色々されたんだろう、と幼児性被害者の哀れみの目で見られる。しかし更紗は何もされておらず、文はただの優しかった人だと知っているし、そこで過ごした日々を宝物のように大切に思っている。
ある日、彼氏がおばあちゃんが倒れたから家に帰らないといけなくなる。更紗も連れて行きたいという。いずれは結婚することを仄めかされ、全くそんなことを考えていなかった更紗は戸惑う。
時を同じくして仕事後、仕事先の人といったカフェで、文と出会ってしまう。

ーー感想ーー
自分が肯定していたいことを、他の誰も肯定してくれないことの苦しさ。ストックホルム症候群だと決めつけられる生きづらさ。救いは社会からの決めつけにより抹殺される。それでも生きてくことを決めた2人の強さに感動した。
ワイングラスの話、トリネコの話など、主人公と文の境遇の見立てが秀逸。

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2023/10/14

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