猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 9月21日 16時21分

モンパルナス駅に彼を迎えに行ったのは、夜9時。

パリ市内にある《la gare-ラ・ギャール/駅》と名のつく駅に、地方や外国への電車が発着する（ちなみにメトロの駅はla station-ラ・スタスィオン と呼ばれる）。

駅や空港に誰かを迎えに行くのが好きだ。同じように大切な誰か待つ人々の表情を眺めながら、自分も大切な人を待っていると〝ここには愛しかないな〟と思えるから。

迎えに行くって愛だ。

それ以上に愛情深いのが見送りだ。見送る人は、ひとり残される寂しさを請け負って、旅立つ人に安心をあげるわけだから。

彼の乗った電車が着くまで、こんなことを考えていた。

ボルドーからの電車が着いて、たくさんの旅人が降りてきた。遠視の裸眼を駆使して、どのくらい早く彼を見つけられるか〝ひとり顔認証ゲーム〟をやってみたが、いつの間にか彼は先に私を見つけて、後ろから回り込んで「ワッ！」と驚かされた。

3日間の激務、お疲れさま。

晩ごはん、家に用意してあるよ。

#猫パリ　#猫沢エミのインターナショナル五十路ライフシフト #猫沢エミリーパリへ行く

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