内田真美さんのインスタグラム写真 - (内田真美Instagram)「. 青森のwien。Wiener cafe Konditorei シュトラウス。 Wiener cafe Konditoreiと掲げてあり、正しく相応しい風情と美味しさのウィーンカフェが青森にあります。中欧菓子、特にウィーン菓子が好きなので、地道に「Konditorei」と地図に入力し時間をみては探しており、こちらを地図上で見つけた時の高揚感といったら。早速調べてウィーン菓子を取り寄せたら想像以上のウィーン菓子らしさと美味しさに内心飛び上がりました。ザッハートルテの糖衣は滑らかで、スポンジ部分は軽やか。アプリコットジャムもクラシカルにいますし、何しろ全体のバランスが良い。アプフェルシュトゥルーデルは、バクラヴァが起源とわかるように層が薄く、底はカットするとザクっと音がするほどです。フィリングはりんごの産地というのもあり甘さと酸味も程良くて、様式美が先にくるのではなく美味しさが先にくるという本来の食し方ができる素晴らしさ。これは直接伺わねばと喫茶が再開されたのを確認して深秋に伺ったのでした。階段から別世界でしたが入口から既にで、店内は正しくウィーンのカフェハウス。曲木のコート掛けに曲木の椅子。大理石のテーブルに布貼のソファ。給仕の方はウィーンのDEMELの様な白襟ワンピースに白いエプロンで、本当にここは一体どこ？と何度も自分に確認したくなるほど。コンディトライと掲げてある菓子店が営むカフェハウスなので菓子類は代表的なウィーン菓子が並びます。冬季にだけ「ミルヒラーム・シュトゥルーデル」があるのにも痺れました。カフェ類もメランジェをはじめとし、たくさんのメニューが揃っているのもさすがです。隅々にまでカフェハウスらしさが行き届いていて錯覚をおぼえる程で、津軽マダム達の静かな会話の音を耳にしつつ、ここまできてよかったとお菓子を口に運ぶ度に思いました。詳細は新刊にございますが、青森にお立ち寄りになられた際には是非と思います。 #私的甘もの放談」5月31日 17時25分