猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 5月6日 18時13分


フランスは今週までヴァカンス・スコレールと呼ばれる学校のお休みで、それに合わせてヴァカンスを取る親御さんがいたり、普段よりも子どもとゆっくりすごしたりする。

しかしいつも感心するのは、フランスの子どもたちの守られ方のハンパなさ。法律的にも、社会的なモラルとしても、一般的なフランスの家庭の子どもたちは、本当に大切に育てられているなと思う。

私には子どもがいないが、彼やお父さん、お母さんをしている友達がどれほど努力して子どもを大切に育てているのか、ひしひしと感じる。それは、お父さんも家事を分担できる社会システムと、国のバックアップがガッチリあって実現している。

この国は、日本と比べてデタラメなところも多いけど、人間らしく生きるという個人に与えられた当然の権利は、きちんと守られている実感がある。

そこなんだろうな。この街の人々を見ていて飽きない理由とは。うーん…言葉だけで説明するのがちょっと難しいんだけど……フランスにいると、自分の輪郭をはっきりと感じられるのだ。私、という個に対して、特に精神的なところで無粋な踏み込み方を誰もしてこないというか。

そこには存在に対する真の尊重と敬意があると私は思う。だから、個性は当然守られるし、東京じゃまず見ない、だいぶ変わった人もパリでは愉快に暮らしている。

バスに乗ってポン・ヌフを渡る。小さくエッフェル塔も見える。観光客でごった返すパリのど真ん中も、一本路地へ入れば別世界の静かさ。フランスでは珍しいアイスカフェオレを飲んでみた午後。

いつの時代も、世界中の人々がパリに惹きつけられる本当の理由とは、街の美しさだけじゃなく、存在への根源的な容認に心からホッとするからなんじゃないかしら。

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2022/5/6

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