テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 1月20日 13時28分

古代、中世、近世・・・。強い陽射しの中、幾つもの時代をナイルと共に重ねて来たエジプト。
いつの時代も、朝早くから町や人々が動き出します。そして、旅立つ人を陽気に送ってくれます。
腕自慢のシェフが、「長旅に出る前に腹を満たして行け」と、この地の料理を作ってくれました。鶏肉とジャガイモを炒め、それをトマトと共にオーブンで煮込んだものです。
こちらは牛肉とニンジンの炒めもの。これはゴマのペーストです。なるほど、しっかりした味。これなら砂漠の旅も乗り切れそうです。
胸を張るシェフに見送られ、ミニヤーを後にナイル川を渡り、砂漠のオアシス都市ファイユームへ向かいます。
ガソリン・スタンドの店員が「良い旅を」と声をかけてくれました。
「熱気に震える地平線に向かって進んでゆく。時折、砂塵に浮かぶ雲の下で涼めないかと念ずるが、それは虚しい願望だった・・・」と、19世紀末、この砂漠をラクダで旅したフランス人作家ピエール・ロティは記しました。

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