猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 5月10日 16時24分


遥か昔、ある人に自分の身の上話をしたところ、目の前で『可哀想』と泣かれたことがあった。そもそも私は、そんな話がしたくて彼(か)の人と会ったわけではなく、なんとなく相手から引き出されて、嫌な展開になってしまったと記憶している。

彼の人がしたかったのは、自分よりも悲惨な境遇の人から話を聞いて、私はまだマシだという比較自慰だったのかもしれない。

私の現実は物語として切り離され、彼の人のなかへ勝手に取り込まれ、安っぽいドラマと成り果てた。目の前で泣く人を眺めながら、私は宇宙の果てまでドン引いた。

泣きたいのは一体誰だったのか?

共感、という至極扱いの難しい気遣い。あえて聞かない、あえて触れない。ただ側にいて、ふだん通りに接し、けれどその人から目を離さない。

私の目指す真の思い遣りとは、そうゆうことだと思っている。

#東京下町時間


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield) 更年期に悩んだら

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

554

1

2019/5/10

猫沢エミを見た方におすすめの有名人