田辺晋太郎のインスタグラム(meat_meister_tanabe_shintaro) - 2月4日 16時27分

【そのひと手間に感動が宿る！西小山 ビストロ caillou】

素材を見ながら調理法を決めて出来上がりを待つ。こんなワクワクドキドキする時間はない。まるでお抱えのシェフがいるのかのような錯覚を覚えるのが #西小山 #caillou の楽しいところ。

気がつけば1ヵ月ぶりの来店だったが、お馴染みの素材からこちらではお初になるめっきり春らしい素材まで、まるでマルシェのようにカウンターの上にはおいしそうな食材が並んでいる。

#ホワイトアスパラ は茹でてオランデーズソースで、とまぁこの季節なら #ビストロ では当たり前の料理だが、注文が入ってからアスパラの皮を剥き、オランデーズソースを作り、たっぷりと提供する。

そのひと手間を事前にしてしまうのかその都度やるのかで素材の持ち味は変わってくる、もちろん剥きたて茹でたて作りたてが一番旨いのだ。

柔らかい仔牛のハツはサラダ仕立てに。

カスベは焦がしバターで

フォアグラのブリュレは世界をワイン不足に陥らせる危険な食べ物だった。

ハチノスのパン粉焼きの上に乗せるタルタルソースがまた暴力的に旨い。危険だ。

#サカエヤ #新保吉伸 さんが手当された経産和牛 の #ステーキ は軽さと靭やかさがありながらコクがあるという嬉しい二律背反。
相当お腹いっぱいになりながらもフォークとナイフが止まらない。

これは毎日、毎日、ひたすらこの肉と向き合っている #安達晃一 シェフの技量の向上ももちろんだが、付け合わせのかぼちゃの美味しさがより一層加速させている。しかもこのかぼちゃは何か特別なものではなく、赤ワインビネガーやローズマリーといったものでマリネをするひと手間をかけてからローストしているので、そこに含まれる酸がお肉をより軽やかにしてもっと食べたい！もっと食べたいと本能に訴えかけるソースになっていた。

そしてまたここは #デザート も狂しい。
バニラビーンズやグランマニエがたっぷり香るバニラアイスは、他の店でたらふく食べた後でもこれと食後酒だけを飲みに来てしまいたくなる程の吸引力がある。

他にもまっとうに真剣に手間をかけたカラメルソースが極上のプリンを演出するなど、一つ一つのメニューに一切手抜きがない。
それは安達シェフの性格から来るものもあるだろうが、スタッフ一同の「おいしいものを食べて欲しい」と言う思い他ならない。

そしてもちろん合わせるワインも料理にぴったりと寄り添いながら行く道筋を照らすような味わい。
しかも本当にリーズナブルでよくこれだけの素晴らしいワインを集めたなぁといつもソムリエのお二人の底力に驚愕する。

とにかく美味しくて楽しくて満足するレストラン

それが西小山 caillou

美味しかったー！ごちそうさまでした！！

#肉マイスター #田辺晋太郎

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