猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 6月23日 00時42分

イオちゃんとの思い出写真の中でも1、2を争う好きな写真。

このとき私は、前々年に受けた頸椎ヘルニアの手術の影響で、体調がすこぶる悪かった。去年の今くらいの時期。気圧の変化が激しい梅雨頃だったと思う。

イオは、糖尿病がちょうど寛解した直後くらいかな。彼女が私と暮らした1年半の中で、一番幸せだった8ヶ月間の入り口に立っていた。

毛艶も良くなり、心の傷もだいぶ癒えてきて、女の子らしいまあるい身体も取り戻したイオちゃんは、まるで「今度はワタシがママちゃんを元気にする番よ！」とでもいうかのように、寝込んだ私にぴったりとくっついて、介護してくれていた。

人間にあれだけ酷いことをされてズタボロになったこの子が、どうしてそこまで人間に優しくできるのかと、イオの体温を感じながら泣いたっけ。

恨んだり、憎んだり、負の感情を抱えることの無意味さも、イオが身をもって教えてくれた大切な矜持だった。

傷ついた妙齢のおんなふたりが、種を越えて互いを労り、信頼し合った1年半。私にとっては短かったけど、イオちゃんにとっての1年半は、もしかしたら永遠より長い幸せの時だったかもしれない。

イオちゃん。出逢えてよかったなぁ。

ほんと、よかった。

#猫沢イオ　#イオちゃんフォーエバー
#ヘルニア国物語またはフリーダニャーロ

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