猫沢エミさんのインスタグラム写真 - (猫沢エミInstagram)「イオちゃんフォーエバーというタグを作りました。これから少しずつ、イオちゃんとの思い出を振り返りながら、彼女との1年半の逢瀬での気づきなどを書きとめていこうと思っています。  コロナ禍で保護猫譲渡会が滞り、殺処分にならざるを得ない子が増えたとニュースで見た。もしもイオちゃんを通して、一匹でもそうした猫が幸せを得るチャンスに結び付いたら、イオもきっと喜ぶだろうと思って。イオが残してくれた命の種を、出来るだけ花として咲かせたい。  もらうなら仔猫と誰しもが思うだろう。私だってそうだった。実際、一緒にいれる平均時間も長いし、年齢からくる身体のトラブルも少ない。ただ、仔猫でも早くに病にかかる子もいることは確かで、猫の寿命も人と同じくわからないのだ。  イオは元来身体が強かったと思う。でなければ、この年齢でここまでふっくら綺麗に復活するのは難しかっただろう。扁平上皮ガンの発症は、彼女の寿命だったかもしれないし、私と出逢う前の過酷な生活に原因があるかもしれないけど、はっきりとしたことはわからない。どんなにケアを受けている子でも、猫には多い病気でもあるから。  イオちゃんの落ち着いた、風格のある猫柄は、イオの資質でもあったろうけど、これまでの経験値からくるものだと感じていた。それは若猫には手に入らないものだし、マンション暮らしでお坊っちゃま育ちのピガとユピにもないものだった。  苦労した子だけが持つ、豊かな経験値。そして、幸せの価値をきちんと理解して享受できる喜び。イオにはそれがあった。  もしもこれから猫を貰い受けようと考えている方がいらっしゃったら、ターゲット年齢を少し広げてみてほしいと思う。たとえば保護団体で長く暮らしている子なら、猫社会の集団生活で経験を積んでいるから、多頭飼いにはきっと適応力があると思う。相手が猫であれ、他者との対話ができているということは、そのまま新しい飼い主さんとの対話もきちんとできる可能性が高いということだから。  そして、猫の精神年齢も人間と同じく成長する。私がこれまでの猫飼い歴で感じたのは、猫格が充実するのは7〜8歳頃。ちょうど今のピガとユピくらいだ。ぐんと落ち着いて思慮深くなり、心の対話も深くなる。仔猫の可愛らしさ、若猫のみずみずしさももちろん魅力的だけど、心が充実する頃の猫との暮らしは言葉にいい表せない幸福感がある。  そしてイオのように、路上でボロ雑巾のように見捨てられている子にも、人間を凌ぐ素晴らしい猫格を宿している子もたくさんいるのだ。それを引き出すチャレンジは、飼い主さんの人生を変えてしまうほど素晴らしい体験となるだろう。  猫は動くオブジェなんかじゃない。見目形で選ぶのではなく、そこに宿る唯一無二の魂を見てほしい。貰い受ける人間が、自分もそう見てほしい、そうしてほしいことが、そのまま猫たちが求めることだと私は思う。  イオと出逢って拾い上げてから見送った今に至るまで、私が彼女にしてきたことはすべて〝私がイオならそうしてほしいこと〟だったから。  #イオちゃんフォーエバー #猫沢イオ #イオの扁平上皮ガン日記 #朝のベランダカフェでいろんな思考がまとまるのです」3月24日 11時58分 - necozawaemi

猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 3月24日 11時58分


イオちゃんフォーエバーというタグを作りました。これから少しずつ、イオちゃんとの思い出を振り返りながら、彼女との1年半の逢瀬での気づきなどを書きとめていこうと思っています。

コロナ禍で保護猫譲渡会が滞り、殺処分にならざるを得ない子が増えたとニュースで見た。もしもイオちゃんを通して、一匹でもそうした猫が幸せを得るチャンスに結び付いたら、イオもきっと喜ぶだろうと思って。イオが残してくれた命の種を、出来るだけ花として咲かせたい。

もらうなら仔猫と誰しもが思うだろう。私だってそうだった。実際、一緒にいれる平均時間も長いし、年齢からくる身体のトラブルも少ない。ただ、仔猫でも早くに病にかかる子もいることは確かで、猫の寿命も人と同じくわからないのだ。

イオは元来身体が強かったと思う。でなければ、この年齢でここまでふっくら綺麗に復活するのは難しかっただろう。扁平上皮ガンの発症は、彼女の寿命だったかもしれないし、私と出逢う前の過酷な生活に原因があるかもしれないけど、はっきりとしたことはわからない。どんなにケアを受けている子でも、猫には多い病気でもあるから。

イオちゃんの落ち着いた、風格のある猫柄は、イオの資質でもあったろうけど、これまでの経験値からくるものだと感じていた。それは若猫には手に入らないものだし、マンション暮らしでお坊っちゃま育ちのピガとユピにもないものだった。

苦労した子だけが持つ、豊かな経験値。そして、幸せの価値をきちんと理解して享受できる喜び。イオにはそれがあった。

もしもこれから猫を貰い受けようと考えている方がいらっしゃったら、ターゲット年齢を少し広げてみてほしいと思う。たとえば保護団体で長く暮らしている子なら、猫社会の集団生活で経験を積んでいるから、多頭飼いにはきっと適応力があると思う。相手が猫であれ、他者との対話ができているということは、そのまま新しい飼い主さんとの対話もきちんとできる可能性が高いということだから。

そして、猫の精神年齢も人間と同じく成長する。私がこれまでの猫飼い歴で感じたのは、猫格が充実するのは7〜8歳頃。ちょうど今のピガとユピくらいだ。ぐんと落ち着いて思慮深くなり、心の対話も深くなる。仔猫の可愛らしさ、若猫のみずみずしさももちろん魅力的だけど、心が充実する頃の猫との暮らしは言葉にいい表せない幸福感がある。

そしてイオのように、路上でボロ雑巾のように見捨てられている子にも、人間を凌ぐ素晴らしい猫格を宿している子もたくさんいるのだ。それを引き出すチャレンジは、飼い主さんの人生を変えてしまうほど素晴らしい体験となるだろう。

猫は動くオブジェなんかじゃない。見目形で選ぶのではなく、そこに宿る唯一無二の魂を見てほしい。貰い受ける人間が、自分もそう見てほしい、そうしてほしいことが、そのまま猫たちが求めることだと私は思う。

イオと出逢って拾い上げてから見送った今に至るまで、私が彼女にしてきたことはすべて〝私がイオならそうしてほしいこと〟だったから。

#イオちゃんフォーエバー #猫沢イオ
#イオの扁平上皮ガン日記 #朝のベランダカフェでいろんな思考がまとまるのです


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2021/3/24

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