猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 11月28日 12時53分

高速艇が気持ちのいい軌跡を描く。

今朝、テレビをつけると長崎のキリシタン弾圧についてのドキュメンタリーを放送していた。

その昔、人類に起きた様々な恐ろしい歴史を知るたびに、私は現代に生まれたことを感謝する。温故知新、古き良きものを大切に…という芸術や文化の側面以外は、いつでも今がいちばんいい、新しいことはとてもいいことだ、と強く思う。

特に医学の進歩と人権意識や道徳のレベルに関しては、昔という時代はとても恐ろしい。ヨーロッパの中世にしろ、ナチスにしろ、日本におけるこの弾圧にしろ。

人間とはある条件が揃ってしまうと、どこまでも恐ろしいことをしでかす負の可能性を抱えた生き物で、それは制御されてしかるべきだと考える。

逆に知性や細やかな感情、文化、芸術の側面では、素晴らしい感覚の可能性も同時に持っている。

それにしても信仰、とはいったいなんなのか。こんなにも信じた者に恐ろしい修行を課す神と、それを是が非でもやめさせようとする人間の悪魔化を考えるとき、あまりのレンジに目眩がする。

神の必要性も、また不必要性も両方理解したうえで、私が基本的に無神論者なのは、そうゆう理由です。

中庸でありたい。平凡で平和な、人間の良きところを光らせて生きたいものです。他人事ではなく、自分のなかに神も悪魔も共存していることを認識しながら。

先だって明るみになったオーストラリアの特殊部隊がアフガニスタンの一般人を虐殺した事件を見ても、残念ながらこの悪夢は、時代を問わず出現しているよね。昔と違ってましなのは、それがきちんと明るみになって問題視されるところだけど。コントロールせにゃいかん。

#東京下町時間

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