猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 10月12日 00時42分
私たち家族が母の見送りに通過したイニシエーションは、まるで嵐のようだった。
それは彼女が死の間際についたたくさんの悪意のない嘘に振り回されたことや、そんな母にしてやれることは一体何かを真剣に考え過ぎたあげく、誰もがすこしおかしくなっていたからだと思う。
でも、それもどうやら越えたみたいだよ。弟たちは、それぞれの家族と幸せに暮らしているし、私はとりあえず日本ではまだ独り身ってことで、そんな弟たちを見ていて、喜しくも、うっすらと寂しい気持ちにもなった。
っていう話を彼にした。
父と母と、ふたりの弟と私っていう、私にとっては50年続いた家族の解体の日。そして、それぞれの人生の分岐点を見た日。
元気でね、幸せにね、またね。
長女として大したことができたわけではないのだけど、私はようやく後ろ髪を引かれることなく、ここを旅立てるのかなって、ぼんやりと心安らかに考えている夜。
#東京下町時間
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2020/10/12