林信行のインスタグラム(nobihaya) - 9月21日 11時40分
うらやましい街の誕生
#立川グリーンスプリングス
The “well-being town”, #TachikawaGreenSprings is a peaceful green town that makes most of other Tokyoite jealous
どちらの方向を見ても緑が溢れていて、空間の「間」の取り方の尺度が日本ではない。よく観察すると看板やノボリといった頭を疲れさせる文字の情報がほとんどないのも、ここがリラックスできる一因かも知れない。
どっちの方向こをみて広々と開放的で居心地が良く、中にいると日本にいることを忘れる。
では、日本ではなくてどこかと言われると、ちょっと米国のグーグル本社のキャンパスを思い出す(看板などの広告がないことも含めて)。
たが、グーグル本社よりかはもう少し広々としているし、緑もはるかに多い。さらに街の中を小川が流れていたりして、そこで子供たちが裸足で遊んでいる。
さらに、どの建物も派手な色とかではなく、素材であったり、開放感に寄り添った屋根の形などでさりげなく主張する大人な建物。そして、どの建物も、そこかしこにさりげないオシャレさがある。
この中に小川も流れる広大な緑を囲むように美術館もあれば、PLAY MUSEUMという子供が1日中遊べる楽しくもかわいらしい施設があり、巨大なホールがあり、多くの飲食店やセレクトショップがあり、オフィスがありとなんともぜいたくなつくり。
デベロッパーが居心地の良い街にするために全体を通してのアートディレクションをしっかりしている街。だからこその美しさ、心地良さがあったのだと思う。
土曜日、この気になる町を町の名士、福永紙工の代表、山田明良さんに案内してもらうという贅沢な時間を過ごした。
集合場所は駅からGREEN SPRINGSの2階にあがるエレベーターを昇ってすぐにある巨大セレクトショップ、「TAKEOFF-SITE」。中に入ると、右にローカルラジオのスタジオが、そして正面に目立つ黄色いプロペラ機が飾られている。よく見ると床には滑走路が描かれている。
プロペラ機の翼には「タチヒ」の文字。
昔、この地で飛行機を製造していた会社で、その後、デベロッパーに転身したそうだ。
そのタチヒに、このグリーンスプリングスの顔ともなる店を任され、コロナ禍で他のテナントが店を開けられない中、まっさきにオープンしたのが、この「TAKEOFF-SITE」。まさにグリーンスプリングスの静かなTAKE OFF(離陸)を担ったお店。
そして、その店の運営を任されているのが、「 #空気の器 」や「 #テラダモケイ 」といった商品で、世界のミュージアムショップに愛される世界に誇れる立川ブランド、福永紙工だ。
店の奥には先日、渋谷スクランブルスクエアの東急ハンズで展開されていたような福永紙工 #かみの工作所 の商品が愛らしく展示されている。
その横には、立て付けの本棚に地元のブックセレクターが選んだ選書。
そして入り口の近くには福永紙工が選んだ地元企業の商品がセレクトされ並べられている。
まさに立川のステキを知れる店。グリーンスプリングスを訪れたら、まっさきに寄って欲しい店の1つ。
もう1つ寄って欲しいのは「Rust」。先日、林美保子さんの案内で訪れた名古屋にできた新しい街、グローバルゲートで出会って、あまりにもステキで惚れてしまったグリーン(観葉植物)の店。置いてあるグリーンのチョイスが、置かれ方が、そして一緒に売られている装飾品や小道具がどれもおしゃれでいい雰囲気。都内のグリーンショップの感覚で2600円くらいかな?と値段を見ると240円といった具合で、この雰囲気ならもっと高い値段でも売れそうなのに、まるで町の園芸ショップ並みの良心的価格から逆に、世の中をステキなグリーンで満たそうという心意気が伝わってくる。立川グリーンスプリングスで緑いっぱいの環境を見た後だと、大人買いして仕事部屋をグリーンで埋めたくなる衝動に駆られる(でも、たぶん、世話をできないのでやめておいた)。
「はらぺこあおむし」でお馴染みエリック・カールの展覧会(常設?)もあるオシャレな児童会館、PLAY! MUSEUMも大人でも楽しめたし、夕方になったらSORANO HOTELのROOFTOP BARもいいけれど、ホールの左上に隠れるようにたたずむThe Dragon Flybarも、こだわりのジンで用意したジントニックはじめなかなかいい雰囲気の夕陽が楽しめそうなbarになっていた。
つづきと他の写真はFBで
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2020/9/21