猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 11月2日 21時41分

たった2ヶ月で、こんなにも変わった。拾われた日の彼女は、まるで全世界を敵に回しているかのような目をしていました。

それを見た、あるにゃんフラ生徒が『人間を代表して、彼女が捨てられたことを謝りたい。』と言ってくれた。なんて深い労りだろうと、今も深く胸に刻まれています。

保護活動、などという大きなものではありません。人生をかけてやってらっしゃる方に、申し訳が立たない。

イオが目の前で死にそうで、私は後先考えずに救わずにはいられなかった。やはりこれも人間として。

はじめはイオを幸せにしているのだと勘違いしていた私。でも、すぐに気づきました。幸せとは、どちらか片方では成り立たないと。 彼女の私への信頼が増すたびに、私は彼女を深く愛するようになりました。人も動物も、キャラクターもわからない出逢ったばかりの初期から、『愛している』などと言うのは、一過性の感情が見せるまぼろしだと思うのです。

でも、イオを引き取ってノミだらけの痩せた身体を抱きしめて、泣きながら洗ったあのとき、私たちの間に最初の愛が芽吹いたのは真実だと思う。それは、信頼という名の、とても謙虚で誠実な姿をしていました。

イオがまだ、人間に対する信頼を完全に失う前に出逢えたことに感謝しています。身体のダメージに関しても。

愛は対等でなければ育たない生きものと、彼女は私に教えてくれました。

イオ、生き抜いて、私のところへ来てくれてありがとう。

#猫沢イオ

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