猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 2月21日 15時16分

今朝、隅田川の川面に、雁の群れが羽を休めていた。どこからかの長旅の途中休憩だったのか、それともこれから長い旅に出るのか…と眺めていた。

橋を渡って買い出しへ出た正午前。そのうちの一羽とおぼしき立派な雁が、橋の車道の上で息絶えていた。美しい羽を少し広げて、空を見上げるように。

抱き抱えて埋葬してあげようかと一瞬思うも、最近では鳥インフルエンザとか、いろいろ問題があったことを思い出して、近くの交番に寄って、雁を回収してほしいと頼んだ。嫌だったのだ。たぶん今朝方まで大空を飛んでいたあの美しい羽が、車に轢かれてめちゃめちゃになるのを見るのが。

どんな生き物も、その死を敬わなくてはいけない。それは、生きた時間への言祝ぎと敬意だから。

去年、熊本で仔猫を見送った時も強く感じたこと。ひとりぼっちで死なせたくない。それが、ただ一瞬袖を触れ合っただけの関わりだとしても。私はそう思う。

#東京下町時間

[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め！「UVシールド」を購入する