西木ファビアン勇貫のインスタグラム(fabian_westwood) - 7月25日 23時35分
うぃっす⸌⍤⃝⸍
stand.fm『第一芸人文芸部』で読んだ本の紹介を始め、読書量が増えたので、こちらでも更新します!
【骨灰】
第169回芥川賞候補作。
惜しくも受賞は逃したが、個人的にとてもコワ面白かった。こっぱい、と読みます。
「知ってるか? 俺たちみんな死者の上で生活しているんだ」
【あらすじ】
2015年、渋谷━━。
主人公、松永光弘(みつひろ)は、シマオカグループのIR部(株主向け広報)で働くサラリーマン。
渋谷駅再開発は、シマオカグループにとって肝入りのプロジェクトだ。
物語は、光広が上司からの命令をうけ、建設中の工事現場を調査するところから始まる。
なんのための調査かーー?
実はTwitterで、こんなツイートを発見し、IR部は頭を悩ませていた。
ハンドルネーム:モグラ初号機
「東棟地下、施工ミス連発」
「東棟地下、いるだけで病気になる」
「東棟地下、喉が痛い、絶対に有害なものが出てる」 「東棟地下、火が出た、息が苦しい、やめたい」
「東棟地下、作業員全員死亡」
「東棟地下、人骨が出たのに誰も言わない」
しかも画像付きで。
こんなものが世間に広まってしまえば、株価の下落、株主の離脱はまぬがれない。
世に広まる前に、ツイートの真偽と、モグラ初号機の手がかりを見つけるために、動き出したのだ。
光広は真っ暗なコンクリート剥き出しの空間を降りてゆく。たった1人で。ヘルメットの懐中電灯だけを頼りに。
響く自分の足音。
やけに乾燥する空気。
鼻を襲う異臭。
違和感を覚え、踊り場で振り返ると、自分の足跡がくっきりと見える。
一体この地下で何が起きているんだ?
たどり着いた地下の空間には、錠の外れた扉と階段があり、地下には謎の祭祀場。
そして鎖に繋がれた一人の男が……。
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あらすじは第1章のさわりだけですが、描写が怖すぎてページをめくる手が震えた。もう行くなよ、そんな怖いところ、と思いながらも、続きが気になりどんどん読み進めてしまう。
そして『骨灰』の意味を知った時には、長年、東京という土地に暮らすものとして、事実を突きつけられた衝撃があった。
ホラー要素、ミステリー要素満載のおすすめの1作です。
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2023/7/25