INSIDE FUJINGAHOさんのインスタグラム写真 - (INSIDE FUJINGAHOInstagram)「先週日曜日、新国立劇場バレエ団による公演「白鳥の湖」が千秋楽を迎え、新国立劇場開場25周年というアニバーサリーでもあった2022-2023シーズンがこの公演をもって幕を閉じました。  千秋楽の主演、オデット/オディールは同団の看板プリンシパルともいえる小野絢子さん。幾度となく踊られたであろうオデット/オディールの完成度は言うまでもなく、一瞬の隙もない盤石のテクニックがありながら、物憂げな儚さを纏っていて、目の前のステージなのに銀幕の世界を見ているかのように幻想的でもありました。目線の動きひとつで感情を伝える高い表現力や誰にも真似できない気高さは、小野さんならではのものではないでしょうか。もちろん、ピュアで気品ある王子を演じられた奥村康祐さんの懐深いサポート技術と、豊かな表現力があってこそのオデット/オディールであったことは言うまでありません。  また、新国のバレエといえばその美しい衣裳! 毎回どの衣裳も細部まで美しく楽しみにしているのですが、特に今回はアニメーションから抜け出てきたようなアイコニックかつ絢爛なコスチュームの数々で、オペラグラスで追うのに必死でした…。まさに白鳥の羽根のように繊細なチュチュや、脇のキャラクターのヘッドドレスに至るまで細かく煌びやか。吉田都芸術監督の高い美意識がステージの隅々にまで生きているのだなと、毎回端から端まで凝視しています。  そして今回はポール・マーフィーさん率いる東フィルの演奏がすばらしかったことも忘れてはなりません。チャイコフスキーによるその作品群はバレエの世界を飛び越えて有名ですが、壮大な世界観をよりダイナミックに表し、キャストや観客のボルテージを最高潮まで引き上げる情緒豊かな演奏で、終演後は惜しみない拍手がマーフィーさんへ送られていました。  ブラボーなどの声掛けが解禁された劇場はこれまでに以上に熱い感動に包まれ、カーテンコールが何度も何度も続いた今回の公演。主役キャストのひとりであった柴山紗帆さん(写真2枚目右)と速水渉悟さん(同・左)が新たにプリンシパルへと昇格することが吉田芸術監督からライブで発表があったり、新星・吉田朱里さんが鮮烈な主役デビューを飾ったりと、嬉しいニュースが目白押しだったことも忘れ難い公演となった所以かもしれません。  2023-2024シーズンの開幕公演となる「ドン・キホーテ」(10月20日[金]~10月29日[日])が心待ちにされますが、その前にまだ「白鳥の湖」を観るチャンスがあります!夏休みシーズンにあわせて上演される「こどものためのバレエ劇場 2023 エデュケーショナル・プログラム 白鳥の湖」は、傑作の魅力をぎゅっと1時間に凝縮した、いわば特別版。動きの解説やナレーションを挟みながらよりわかりやすく「白鳥の湖」の世界を楽しむことができます。ロビースペースでは衣裳の展示もあるとか! 子どもにはもちろん、バレエが初めてという方にもうってつけです。ぜひこの機会にお出掛けください。(編集A)  ------------------------ 「こどものためのバレエ劇場 2023 エデュケーショナル・プログラム  白鳥の湖」  7月28日(金)~7月30日(日)全6公演 上演時間:約1時間(休憩なし) 会場:新国立劇場オペラパレス(東京・初台) 料金:こども(4歳から小学生)2,750円 、おとな(中学生以上)5,500円 問い合わせ&チケット:tel.03-5352-9999(新国立劇場ボックスオフィス)  カーテンコール写真撮影=長谷川清徳  #新国白鳥 #白鳥の湖 #新国立劇場バレエ #白鳥 #新国バレエ #小野絢子 #奥村康祐 #婦人画報ステージ #婦人画報 #fujingaho #🩰」6月20日 10時17分 - fujingahojp

INSIDE FUJINGAHOのインスタグラム(fujingahojp) - 6月20日 10時17分


先週日曜日、新国立劇場バレエ団による公演「白鳥の湖」が千秋楽を迎え、新国立劇場開場25周年というアニバーサリーでもあった2022-2023シーズンがこの公演をもって幕を閉じました。

千秋楽の主演、オデット/オディールは同団の看板プリンシパルともいえる小野絢子さん。幾度となく踊られたであろうオデット/オディールの完成度は言うまでもなく、一瞬の隙もない盤石のテクニックがありながら、物憂げな儚さを纏っていて、目の前のステージなのに銀幕の世界を見ているかのように幻想的でもありました。目線の動きひとつで感情を伝える高い表現力や誰にも真似できない気高さは、小野さんならではのものではないでしょうか。もちろん、ピュアで気品ある王子を演じられた奥村康祐さんの懐深いサポート技術と、豊かな表現力があってこそのオデット/オディールであったことは言うまでありません。

また、新国のバレエといえばその美しい衣裳! 毎回どの衣裳も細部まで美しく楽しみにしているのですが、特に今回はアニメーションから抜け出てきたようなアイコニックかつ絢爛なコスチュームの数々で、オペラグラスで追うのに必死でした…。まさに白鳥の羽根のように繊細なチュチュや、脇のキャラクターのヘッドドレスに至るまで細かく煌びやか。吉田都芸術監督の高い美意識がステージの隅々にまで生きているのだなと、毎回端から端まで凝視しています。

そして今回はポール・マーフィーさん率いる東フィルの演奏がすばらしかったことも忘れてはなりません。チャイコフスキーによるその作品群はバレエの世界を飛び越えて有名ですが、壮大な世界観をよりダイナミックに表し、キャストや観客のボルテージを最高潮まで引き上げる情緒豊かな演奏で、終演後は惜しみない拍手がマーフィーさんへ送られていました。

ブラボーなどの声掛けが解禁された劇場はこれまでに以上に熱い感動に包まれ、カーテンコールが何度も何度も続いた今回の公演。主役キャストのひとりであった柴山紗帆さん(写真2枚目右)と速水渉悟さん(同・左)が新たにプリンシパルへと昇格することが吉田芸術監督からライブで発表があったり、新星・吉田朱里さんが鮮烈な主役デビューを飾ったりと、嬉しいニュースが目白押しだったことも忘れ難い公演となった所以かもしれません。

2023-2024シーズンの開幕公演となる「ドン・キホーテ」(10月20日[金]~10月29日[日])が心待ちにされますが、その前にまだ「白鳥の湖」を観るチャンスがあります!夏休みシーズンにあわせて上演される「こどものためのバレエ劇場 2023 エデュケーショナル・プログラム 白鳥の湖」は、傑作の魅力をぎゅっと1時間に凝縮した、いわば特別版。動きの解説やナレーションを挟みながらよりわかりやすく「白鳥の湖」の世界を楽しむことができます。ロビースペースでは衣裳の展示もあるとか! 子どもにはもちろん、バレエが初めてという方にもうってつけです。ぜひこの機会にお出掛けください。(編集A)

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「こどものためのバレエ劇場 2023 エデュケーショナル・プログラム 白鳥の湖」

7月28日(金)~7月30日(日)全6公演
上演時間:約1時間(休憩なし)
会場:新国立劇場オペラパレス(東京・初台)
料金:こども(4歳から小学生)2,750円 、おとな(中学生以上)5,500円
問い合わせ&チケット:tel.03-5352-9999(新国立劇場ボックスオフィス)

カーテンコール写真撮影=長谷川清徳

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2023/6/20

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