猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 6月12日 17時28分

ただ静かに待つ、という〝やらないことをする〟べき時が人生には多々ある。

なにか問題が起きると、誰しもその不安から早く解放されたくて、相手のペースを無視して無駄に連絡してみたり、あれこれ聞いてみたりしたくなるもの。

だけど、そこをグッと堪えて放置する。

軸がブレぬよう、ただ静かに待つこと。

しかしなかなかこれができずに、問題をややこしくしてしまったりするのも人間だものby みつを。

フランスの地方病院の状況、対応がわからぬ上、彼からの連絡がないまま過ぎていった不安な日曜日。

気がつけば、〝カッペリーニの素〟（混ぜるだけで冷たいパスタが出来上がる、夏野菜の常備菜）を山ほどこしらえていた。

こういうとき、黙々と野菜を刻んでいると、大丈夫だと思えてくる。そして食欲がなくても一口、なにか口に運んでやれば、体は空腹だったことを思い出す。

　　　　　　
一夜明けて、ようやく彼からの連絡があった。お母さんはひと通りの検査を終えて、無事に退院できて、驚いたことにビデオ電話の画面の中で「エミったら、すごい寝癖😂　シャワー前なのね」と笑っていた😭

病気の原因については、まだ検査中だけど、私たちが心配した大病の可能性はいまのところなく、ホッとして思わず泣いてしまった。

とにかく検査結果が良好であること、原因が早く突き止められることを祈るばかり。

今回のことで、お母さんの余生をどうしたら幸せにできるのか？　をまったなしで考えるきっかけになった。

私は知っている。

親孝行、したい時に親はなし。

彼には私と同じ思いを、絶対に味わせたりしない。

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