草刈民代のインスタグラム(tamiyo_kusakari_official) - 4月28日 23時31分
昨晩は久しぶりに歌舞伎を観に行きました。数日前の丸山敬太さん @丸山敬太 の投稿を観て刺激され、是非行こうと思ったのです。
久しぶりに片岡仁左衛門さんと坂東玉三郎さんのお芝居を拝見。お二人のご共演を拝見したのは何十年ぶりだったのか。。。思い出せないくらい久しぶりでした😳😳😳
仁左衛門さんが片岡孝夫さんだった頃,玉三郎さんと孝玉コンビと言われていた時代に何度か拝見したことがありました。その頃の華やかさは圧倒的でしたが、今のお二人の存在感は重みがあるのに軽やかで、有無を言わさずに納得させられてしまうような説得力があり。。。
ちょっとした仕草といい、間といい、、、「型」や「様式」の雄弁さ、深さを堪能させていただきました。
昨日のお二人の演目は「与話情浮名横櫛」(よわなさけうきなのよこぐし)という演目。ストーリーは複雑ではないのですが、仁左衛門さんと玉三郎さんの役の存在自体から読み取れるものが非常に多く、幕切れで腑に落ちる、という経験をしました。
この作品の初演は1853年。調べてみるとペリーの黒船が来航した頃のようです。
江戸時代のお客さんたちも、昨日の仁左衛門さんや玉三郎さんから発せられる日本的なユーモアや情に共感しながら役者の芝居に魅入っていたことでしょう。
芝居を見ながら170年前のお客さんに共感できるなんてすごいこと!これは歌舞伎ならではのことなのかもしれません。
伝統の継承とは、結局のところ、役者の努力の継承なのだと思います。歌舞伎に限らず、継承というのは究極のところそういうものなのかもしれません。「技術の継承」という言い方もありますが、おそらく技術というのも、究極的には精神が伴わなければ本当の意味での技術にはならず、故にそこが伴わなければ継承ができないはず。今の時代においては、その「精神」とは何か?ということに対する理解の方が大きな問題なのかもしれませんね。
そして最終幕は「連獅子」。これも何度も観ている演目のはずですが、今回まず感動したのはお囃子。リズム、声、そして、間。昨日の演奏はドキリとするくらい長く感じる間があったりして、こんなにも豊かで躍動的な音楽だったのかと改めて知りました。
そして、子獅子の精を演じられた尾上左近さんにも感心させられました。特に子獅子の扮装で登場してからは、動きがシャープで獅子の感じが強く出ていました。これでもかというほど毛を振り回すシーンは有名ですが、親獅子の尾上松緑さんと共に毛振りをするシーンは圧巻。こんなに長かった??と心配になってしまうほど毛を振り回します。やはり、「技」とはすごいものだと感じ入りました。
大俳優の熟練と、若い俳優の気概。素晴らしい俳優のエネルギーから元気をもらいました🤩🤩🤩🤩🤩
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2023/4/28