草刈民代のインスタグラム(tamiyo_kusakari_official) - 4月30日 20時42分
公演開催のお知らせ。
7月29日(富山オーバード・ホール/中ホール)
7月31日(新宿文化センター大ホール)
公演ホームページ
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上演によせて
ローラン・プティ氏はフランスを代表する振付家。1924年に生まれ、第二次世界大戦下のパリでデビューし、バレエという芸術の進化において世界中に大きな影響を与えてきた振付家の一人だ。2011年に亡くなったあとも、その作品は世界各地の劇場で上演され続けている。
私が初めてプティ作品を踊らせていただいたのは、1996年、牧阿佐美バレヱ団で上演された「アルルの女」だった。それは日本のバレエ団による初めてのプティ作品の上演でもあった。
バブル崩壊は1991年とされているが、2000年代前半までの日本はまだバブル期の熱を引きずっていて、まだまだ文化を発展させたいという欲望が渦巻いていたと思う。海外に追いつきたい、追いつかなくては、という思いが強く残っていた時代。その日本にプティ氏が登場したことは、私たちにどれだけの夢と希望を与えてくれたことだろう。
それから20年ほど過ぎた今、時代は大きく変わった。しかし、ダンサーが夢を求めて踊り続けていることに変わりはない。その夢とは、踊ることで何かに出会い、何かを見出すこと、ただそれだけだ。現役のダンサーはそのことだけに人生をかけ、生きている。
今回はプティ作品を中心に、プティ氏とゆかりのある方々の作品も並ぶことになった。また、私が厚く信頼を寄せているアーティスト、中村恩恵さんも作品を提供してくださる。常に機知に富んだ発想を提供してくださるデザイナー、丸山敬太氏にもご協力いただく。1996年以来、プティ作品を上演する度に指導をしてくださり、時には一緒に踊ってきたルイジ・ボニーノ氏と共にプティ作品を伝えることができるのは、私にとってこの上ない喜びだ。ルイジはプティ氏に愛され、最も信頼されてきたダンサーであり、素晴らしいコーチでもある。プティ作品の指導を通して、世界中のダンサーに影響を与えてきた。
今回の公演の2部では、全員が新たなレパートリーに挑戦する。意識の高い才能豊かなダンサーたちの新たな発見をぜひ目の当たりにしていただきたい。プティ氏がご存命であれば今年99歳。プティ氏が目にすることのなかった次世代の素晴らしいダンサーとともに、ささやかに99歳のお祝いを捧げる公演にしたい。
芸術監督・草刈民代
◆出演
#加治屋百合子(ヒューストン・バレエ)
#石原古都(カナダナショナルバレエ)
#佐々晴香(ノルウェー国立バレエ団)
#秋山瑛(東京バレエ団)
#大谷遥陽(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)
#木本全優(ウィーン国立バレエ団)
#江部直哉(カナダナショナルバレエ)
#ハリソン・ジェイムス(カナダナショナルバレエ)
#玉川貴博(元東京バレエ団)
#三森健太朗(スウェーデン王立バレエ)
#太田倫功(ボルドーオペラ座バレエ)
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2023/4/30