INSIDE FUJINGAHOのインスタグラム(fujingahojp) - 4月9日 11時13分

「息をしているみたいに見える！」4月8日、東京・沼袋の呉服店「シルクラブ」でスタートした展示会「喜如嘉（きじょか）の芭蕉布　～花はすぐ花とはならず」。オープニングとして、沖縄県浦添市勢理客に伝承される芸能「勢理客（じっちゃく）の獅子舞」が勢理客獅子舞保存会によって上演されました。こちらは獅子（毛は芭蕉の繊維から作られているそう！）がシラミがついて痒がっている様子を表現している演目だそうで、400年以上の歴史をもつ国選択無形民俗文化財の獅子舞の素晴らしさにうっとり…！
「花はすぐ花とはならず」という言葉は、柳宗悦が『芭蕉布物語』のなかで織物について語った言葉。布を織り始めるまでをちょうど花が開くまでにたとえ、種が蒔かれ、芽を出し、幹が育ち、葉が茂り、長い準備の時を経るのと同じであると記しています。
展示会は2023年4月16日（日）まで。喜如嘉の美しい「花」に出合いに、ぜひお出かけください。

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