INSIDE FUJINGAHOのインスタグラム(fujingahojp) - 4月4日 20時04分


【芭蕉布を愛で、学び、手に入れる。「喜如嘉の芭蕉布」展が開催】

「今時こんな美しい布はめったにないのです。いつ見てもこの布ばかりは本物です」。民藝運動の主唱者・柳宗悦が著書『芭蕉布物語』でその美を称えた、芭蕉布(ばしょうふ)。亜熱帯を中心に分布する植物・糸芭蕉の繊維を原料とする、沖縄を代表する織物です。糸芭蕉の栽培から織物の完成まで約30もの工程を重ねて完成する“時間と手仕事の結晶”である芭蕉布は、第二次世界大戦で壊滅の危機に瀕しますが、大宜味村(おおぎみそん)の喜如嘉(きじょか)に生まれた平良敏子(たいらとしこ)さんが復興に尽力。芭蕉布は1974年に「喜如嘉の芭蕉布」の名前で国の重要無形文化財の指定を受け、2008年には平良さんが国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

2023年4月8日(土)~16日(日)、「喜如嘉の芭蕉布 ~花はすぐ花とはならず」が東京・沼袋の人気呉服店「シルクラブ」@silklab88で開催されます。貴重な芭蕉布が多数揃うほか、沖縄県浦添市勢理客(じっちゃく)に伝承される芸能「勢理客の獅子舞」の上演、平良敏子さんの義娘であり喜如嘉芭蕉布事業協同組合の理事長を務める平良美恵子さんの講演会、芭蕉布の貴重な映像の放映など、さまざまなイベントが企画されています。

展示会名の「花はすぐ花とはならず」という言葉は、柳宗悦が『芭蕉布物語』のなかで織物について語った言葉です。 布を織り始めるまでをちょうど花が開くまでにたとえ、種が蒔かれ、芽を出し、幹が育ち、葉が茂り、長い準備の時を経るのと同じであると記しています。

喜如嘉の美しい「花」に出合いに、ぜひお出かけください。

◆「喜如嘉の芭蕉布 ~花はすぐ花とはならず」
期間/2023年4月8日(土)~16日(日)
時間/午前11時~午後6時(会期中無休)
場所/シルクラブ(東京都中野区沼袋2-30-4)

#芭蕉布 #喜如嘉 #平良敏子 #平良美恵子 #着物 #きもの #kimono #シルクラブ #おすすめの展示会 #婦人画報 #fujingaho #沖縄 #染織 #織物


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

329

0

2023/4/4

INSIDE FUJINGAHOを見た方におすすめの有名人

INSIDE FUJINGAHOと一緒に見られている有名人