猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 1月15日 16時47分

今年のにゃんフラ恒例、新春フランス映画観賞会は、サミュエル・ベンシェトリの《アスファルト》でした。

あるフランスの都市郊外。寂れた団地で繰り広げられる3組の人間ドラマを優しく、可愛らしく、丁寧に描いた秀作。決して大作ではないけれど、私の人生映画100本のひとつに入るのは、ベンシェトリ監督の人間を見つめる暖かなまなざしにつきる。

宇宙飛行士ジョンがマダム・ハミダに語る宇宙の真理。『こう考えるのが好きだ。暗闇のうしろに眩しい光がある。』
一見、しあわせそうに暮らす人々の、水面下のバタ足が、どれほどの頑張りで出来ているのか。

うちの生徒たちも、さまざまな人生や痛みを抱えながら頑張っている。そんな彼らのこころを少なからず労いたかった。

愛と優しさに満ちた、素晴らしい映画です。

#猫沢映画館

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