佐藤友子のインスタグラム(tomokosato_hokuohkurashi) - 9月18日 10時04分


今日9/18は当店の開店記念日です。おかげさまで12周年を迎え今日から13年目に突入します。

いつも当店でお買い物をしてくださったり、読みものやラジオ・動画などのコンテンツを楽しみにご覧くださっている皆さまにこの場を借りて心からの感謝をお伝えしたいと思います。本当にいつもありがとうございます。

実は12年前の開店日の翌日に書いた日記を見つけまして……。自分でもひっさしぶりに読んだのですが、いろいろと感じることがあったのでご紹介させてください。
#佐藤の気まぐれ日記 12年前バージョンですね😊


(開店翌日の2007年9月19日に書いた日記)
昨晩無事に「北欧、暮らしの道具店」オープンしました。
「昨晩無事に生まれました」みたいで、すみません…。

昨晩はなんだかドキドキしてしまって落ち着かないのと、やっとこさオープンにこぎつけることができて嬉しいのとで、一杯飲みたい気分だった。

仕事から帰る途中、なんだかまっすぐ帰りたくない。
駅のまわりをうろつきながら、どこか一人で気軽に入れる店はないだろうか…と考える。一軒いつも通っては気になっているJAZZ BARみたいなところがあるのだが、やっぱり勇気が出なくて入れない。カウンターだけのそのお店はレコードがいっぱい棚に並んでいて、慣れた感じのお客さんが楽しそうに飲んでるのが外からも見えるのだ。

いつか、あんなお店に一人で入れるようになりたいもんだ。
が、しかし、今のところは背伸びしないと入れない。私は自分より背丈の高いことを無理してするのがとことん嫌なので、結局コンビニでスパークリングワインを買って帰ったのでした。

家に帰り着き、夜8時のオープンに備えて、ご飯の仕度。買ってきたワインを飲み飲み、昨日の塩豚とキャベツのスープを味噌でのばし、サラダを作り…台所とパソコン机をワインを飲みながら、いったりきたりだ。

いよいよ、オープン時間を迎え、お兄ちゃんから「今オープンさせました」と電話がかかってくる。

お嫁さんのヨシベも電話口に出てくれて、「おめでとう、ほんとうによかったね。なんだか私もしみじみ嬉しいよ」と言ってくれた。そういう気持ちにジーンとし、「ありがとう。愛してるよ!」と飲んだ勢いでラブコール。相手はお兄ちゃんの嫁だが。

ずっと前のことだが、私が念願のインテリアの仕事に転職した時「これまでが報われたようで嬉しい」と泣いてくれたのもヨシベだった。私は人の成功や喜びを一緒に喜んであげる気持ちを表現するのが得意なほうではないので、ヨシベのような人をとことん尊敬する。

さて、オープンの瞬間と同時に売れた商品もあり、昨晩だけでも幾つかの商品が売れていきました。売れていく度、パソコンの画面に向かって「ほんと、ありがとうございます!」と、おじぎをする。

と、一人きりで酒を飲みながらブツブツ言っている31歳。夫も帰宅。「よかったな〜、僕も嬉しい」と褒めてくれた。

このオープンした日の気持ちを忘れないように、そして周りでこうして応援してくれている家族や友達、そしてこれから知り合っていくお客様への感謝の気持ちを忘れないように、カッチリと心に刻んでおきました。



この頃31歳だったわたしはまもなく44歳になり、この頃はひとりで入る勇気がないと書いていたBarにもひとりで入れるようになりました(笑)。
この日記にお兄ちゃんの嫁として登場するヨシベさんはその後、一緒にクラシコムで働く仲間ともなり、親戚以上の関係になり、今では「チャポンと行こう!」というラジオ番組で語り合うようになっています。(人生って不思議)

店もわたし自身も「変わったこと」「変わってないこと」の両方があります。
これから重ねていく年月でも同様のことが起きると思います。
どこは変えたくなくて、どこは変えていきたいのか、成長させていきたいのか。
そんなことをこれからも自問自答しながら、お客様から「なくなってもらっては困る」と思っていただける店になれるよう引き続きスタッフとともに尽力したいと思います。

これからもどうぞよろしくお願いいたします!

#北欧暮らしの道具店
#開店12周年の挨拶


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2019/9/18

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