テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 8月5日 13時24分

サマルカンドの郊外に、シルクロードを語る上で欠かせない場所があると聞いて向かいます。
アフラシャブの丘。ガイドが「13世紀、モンゴル軍に破壊されてしまったが、交易を担ったペルシャ系ソグド人の都だった場所だ」と語ります。発掘された壁画には、外国人公使や舟に乗った中国女性が描かれています。
遠い昔からサマルカンドには異邦人が訪れ、交わり、音楽が奏でられ、中央アジアの文化・芸術・工芸が育まれていったことでしょう。コニ・ギルという水豊かな村がありました。紙漉き職人の男性です。原料は桑の樹皮。煮詰めて紙が作られます。
この地に中国から紙漉きが伝わったのは8世紀のこと。絹のような光沢と滑らかさを持ち、インクが滲まないこの紙は『王様の紙』と呼ばれ、中東やヨーロッパで珍重されたといいます。
職人たちによって、シルクロードの品々は受け継がれてゆきます。

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