浅野真澄さんのインスタグラム写真 - (浅野真澄Instagram)「まめ日誌:その2  待ちに待った月曜日。センターが開いたことで、ずっと「負傷猫」という情報しかなかった写真の子猫の、怪我の詳細が少しずつわかってきました。  この子は、大腿骨を骨折しているとのことでした。  実は、我が家の猫ちょびも、子猫時代に大腿骨を骨折したことがあります。遊んでいてテーブルから滑り落ちたらしく、さっきまで走っていたのに姿が見えないな、と思ったら、カーテンに隠れるようにしてうずくまっていました。痛さのためか、小さな体はガタガタと震えが止まらず、そのまま病院まで運んで緊急手術してもらったのです。  あのときと同じ箇所が折れているのだとしたら、この子猫はどれだけ長い時間、痛みにさらされ続けているんだろう。考えるだけで胸の辺りが重たくなります。  病院に連れて行くなら、名前が必要です。私はこの子に「まめ」という仮の名前をつけました。「まめ」とは秋田の方言で「元気」という意味です。とにかく元気になってほしい、そんな願いを込めました。  お盆期間の渋滞や大雨をどうにか逃れて、夫とえつこさんを乗せた車は、東京から2時間ほどで、茨城動物指導センターに着きました。センターから動物を引き出せるのは、登録してあるボランティアさんだけ。私たちにはできません。  ありがたいことに、連絡を取り合っていた、茨城県で活動するボランティアさんが来てくださり、無事にまめちゃんを引き受けることができました。  不勉強な私は知らなかったのですが、センターには必ず、常駐している獣医師さんがいるのだそうです。まめちゃんも、出来る限りの怪我の手当をしてもらっていたそうです。えつこさん曰く「精一杯やってくれたのだと思う」とのこと。  とはいえ。  動物を収容するセンターは、ごくごく限られた予算の中でいろいろなことをしなくてはいけません。限られた物資、限られた薬、限られたスペース、そしてなにより、限られた命。当たり前ですが、動物病院での医療には、遠く及びません。助けたい気持ちはあっても、できることは多くない。お辛いお仕事だろうなあと、あとから話を聞いて思いました。  えつこさんにあらかじめ聞いていたので、我が家からも少しですが、茨城動物指導センターに、支援物資をお渡ししました。タオルを何枚かと、以前ソファに使っていた、防水カバーがかかったクッションを4つ。センターの獣医さんは特にクッションを見て、とても喜んでくださったそう。  センターには、症状がひどく寝返りすらうてない動物たちがいます。その子たちの床ずれが、クッションがあれば多少は緩和されると言うのです。そんなちょっとしたやりとりからも、センターがどれほどの状況に置かれているのか伝わってくるなあと思ったのでした。  まめちゃんは、写真のようにキャリーに入れられて、また2時間かけて東京までやってきました。あらかじめ連絡してあったかかりつけの病院に運び込み、足を診てもらったところ。  滅多にそんな言葉を口にしない先生が「これはひどいですね」と言ったのだそうです。  まめちゃんは、左の太ももが大きく裂け、傷がむき出しになっていました。傷口は化膿して腫れ、熱を持ち、神経は切れてしまっているだろうとのこと。キャリーの中で比較的元気そうに見えたまめちゃんですが、それは、もはや痛みを感じないくらい怪我が悪化していた、ということだったのです。  まめちゃんは、その場で緊急入院になりました。1ヶ月ほどかかるだろうとのことでした。  続く。  #保護猫 #保護猫との暮らし #保護猫里親 #保護猫部 #catstagram_japan #catoftheday #rescuecats #rescuecatsofinstagram #猫多頭飼い #catstagram #保護猫出身 #猫のいる暮らし #保護猫を家族に #rescuecat」8月17日 9時51分 - asano.masumi

浅野真澄のインスタグラム(asano.masumi) - 8月17日 09時51分


まめ日誌:その2

待ちに待った月曜日。センターが開いたことで、ずっと「負傷猫」という情報しかなかった写真の子猫の、怪我の詳細が少しずつわかってきました。

この子は、大腿骨を骨折しているとのことでした。

実は、我が家の猫ちょびも、子猫時代に大腿骨を骨折したことがあります。遊んでいてテーブルから滑り落ちたらしく、さっきまで走っていたのに姿が見えないな、と思ったら、カーテンに隠れるようにしてうずくまっていました。痛さのためか、小さな体はガタガタと震えが止まらず、そのまま病院まで運んで緊急手術してもらったのです。

あのときと同じ箇所が折れているのだとしたら、この子猫はどれだけ長い時間、痛みにさらされ続けているんだろう。考えるだけで胸の辺りが重たくなります。

病院に連れて行くなら、名前が必要です。私はこの子に「まめ」という仮の名前をつけました。「まめ」とは秋田の方言で「元気」という意味です。とにかく元気になってほしい、そんな願いを込めました。

お盆期間の渋滞や大雨をどうにか逃れて、夫とえつこさんを乗せた車は、東京から2時間ほどで、茨城動物指導センターに着きました。センターから動物を引き出せるのは、登録してあるボランティアさんだけ。私たちにはできません。

ありがたいことに、連絡を取り合っていた、茨城県で活動するボランティアさんが来てくださり、無事にまめちゃんを引き受けることができました。

不勉強な私は知らなかったのですが、センターには必ず、常駐している獣医師さんがいるのだそうです。まめちゃんも、出来る限りの怪我の手当をしてもらっていたそうです。えつこさん曰く「精一杯やってくれたのだと思う」とのこと。

とはいえ。

動物を収容するセンターは、ごくごく限られた予算の中でいろいろなことをしなくてはいけません。限られた物資、限られた薬、限られたスペース、そしてなにより、限られた命。当たり前ですが、動物病院での医療には、遠く及びません。助けたい気持ちはあっても、できることは多くない。お辛いお仕事だろうなあと、あとから話を聞いて思いました。

えつこさんにあらかじめ聞いていたので、我が家からも少しですが、茨城動物指導センターに、支援物資をお渡ししました。タオルを何枚かと、以前ソファに使っていた、防水カバーがかかったクッションを4つ。センターの獣医さんは特にクッションを見て、とても喜んでくださったそう。

センターには、症状がひどく寝返りすらうてない動物たちがいます。その子たちの床ずれが、クッションがあれば多少は緩和されると言うのです。そんなちょっとしたやりとりからも、センターがどれほどの状況に置かれているのか伝わってくるなあと思ったのでした。

まめちゃんは、写真のようにキャリーに入れられて、また2時間かけて東京までやってきました。あらかじめ連絡してあったかかりつけの病院に運び込み、足を診てもらったところ。

滅多にそんな言葉を口にしない先生が「これはひどいですね」と言ったのだそうです。

まめちゃんは、左の太ももが大きく裂け、傷がむき出しになっていました。傷口は化膿して腫れ、熱を持ち、神経は切れてしまっているだろうとのこと。キャリーの中で比較的元気そうに見えたまめちゃんですが、それは、もはや痛みを感じないくらい怪我が悪化していた、ということだったのです。

まめちゃんは、その場で緊急入院になりました。1ヶ月ほどかかるだろうとのことでした。

続く。

#保護猫 #保護猫との暮らし #保護猫里親 #保護猫部 #catstagram_japan #catoftheday #rescuecats #rescuecatsofinstagram #猫多頭飼い #catstagram #保護猫出身 #猫のいる暮らし #保護猫を家族に #rescuecat


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

317

3

2023/8/17

浅野真澄を見た方におすすめの有名人