猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 10月15日 16時39分
橋の上を渡るとき、奇妙な感じがした。よく見ると、街頭の上に鳥除けのイガイガが設置されていた。
以前から、アームのところにはあったけれど、ヘッドにはついていなかった。それで、このあたりに暮らすかもめたちが、ペッドの上に止まって羽を休めていた。
私はその風景がたまらなく好きだったから、ものすごく悲しくなった。最後に撮ったのは、9月22日のこの写真。
もう二度と、この風景は見られなくなってしまった。
そもそもこんなイガイガ、見るだけで心がささくれ立つ。どうして日本の行政は、都市空間の美観に対してナンセンスなのか。税金を納めている以上、公共の空間も、いわば皆の家も同然ではないか。
ところで、なぜイガイガが設置されたのかと考えてみると、おそらくかもめの糞が落ちるとか、そうゆうことの対策なんじゃないかと思う。
コロナも鳥インフルエンザも侮れない昨今だから、わからなくもない。でも、なんでもかんでも人間の都合に合わせて防御することだけが道なのかしら。
犬や猫、赤ちゃんの鳴き声がうるさいだとか、そんなの生き物なのだから当たり前じゃんっていう、ものの見方がどんどん窮屈になっていく。
すべてを排除してこの国に残るものってなによ?と、半ば呆れながら帰路につく。
#東京下町時間
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2020/10/15