猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 8月31日 19時27分
これが最初にイオちゃんと、あ…心が通じ合ったなと思った瞬間。
日本橋動物病院で4日間の延命治療後、家に連れ帰って、はじめてお風呂に入れたときのもの。
迎えにいく前に、バスタブいっぱいにお湯を沸かしておいて、シャワーみたいな怖い雑音が立たないように用意した。幸い真夏だったから、お風呂後の風邪の心配も少ない。
ほんとうは、もう少し体力が回復してからが良かったんだけど、私なら早くお風呂に入りたいと思った。ノミだらけで、いろんな汚物にまみれた身体で、1日たりとももう過ごしたくはないと思う。ましてや彼女はおんなのこで、まだこの頃は、おんなのこの気高さが残っているのかもわからなかったけど、私はおなじ女性として、イオちゃんをきれいにしてあげることに決めた。
帰宅後は、猫兄弟にバレないように、イオちゃんをすぐにバスルームへ連れて行き、1時間半かけて、丁寧に、丁寧に、イオちゃんを洗った。
痩せ細った小枝みたいな身体だった。ここまでよく辿り着いたなぁって、細い身体を抱き寄せて、声をあげて泣いた。
するとイオちゃんが、ふるふると喉を鳴らした。この人が今、自分になにをしてくれているのか、この子はちゃんとわかっているのだなと思った。
もちろん出逢ったその瞬間から、今みたいな深い愛情があったわけじゃない。もしもそうなら、世界中のほんものの愛に申し訳が立たない。
私の『この子をどうにか生かさねば。』という使命感と『この人を信じてみよう。』と思ったイオちゃん。互いに向き合って、手を取り合って、人と猫なのに信じられないくらい強いタッグを組んだ私たちは、あっさりとその後、深い愛の世界に埋没するんですけどね😂
人も猫も変わりがない。縁があって、気があって、そして心底わかり合うには自然な時間が必要。私たちの1年間は、まるで毎日が冒険みたいだったけど、今こうして振り返ると、なんて素敵な物語だったのかと、胸が熱くなる。
#猫沢イオ
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
1,631
25
2020/8/31