海江田万里さんのインスタグラム写真 - (海江田万里Instagram)「海外視察報告第6回  日本でも消費税増税を機に導入が拡大されるポイント制度によってキャッシュレス決済を進めようとしていますが、キャッシュレス先進国のスウェーデンでその実態を調べました。訪問したのは政府のインフラ省とエンスキルダ銀行(SEB)です。エンスキルダ銀行は120ある支店のうち、現金を扱うのはたった1店舗のみというスウェーデンでもっともデジタル化が進んだ銀行です。 スウェーデンで、キャッシュレス化が進んだ背景には2012年にスウェーデン中央銀行と国内大手6銀行が共同開発した『Swish』と呼ばれるスマートフォン向けの決済アプリの存在です。SEB銀行で、実際にその使い方を見せてもらいましたが、Aさんに送金したいと思えば、スマートフォンの画面上に『Swish』のアプリを開き、相手の電話番号と送金金額を入力して、最後に自分の暗証番号を入力すれば、即座に決算完了の確認ができるようになっています。店舗などで買い物をする場合は、相手の電話番号の代わりにスマートフォンのカメラでQRコードを読み取って送金することもできます。 スウェーデンの大手銀行すべてが、このシステムに参加していることと、個人の送金手数料が不要なことが、この決済の利用者が急増した理由です。 「手数料ゼロで、銀行はどうやって収益を上げているのか?」の質問に対して、「銀行は顧客の講座残高、入金状況、カードの決済状況などを把握しているので、顧客に合ったローンや投資信託などを提供して収益を上げる」とのことでした。『Swish』の利用者(9割のスウェーデン国民)は利便性と引き換えに、自分の懐具合を銀行にすべて曝していることになります。また銀行は顧客の全ての資産状況を税務当局に提供していると、こともなげに語っていましたが、税務当局は、このように収集された個人の所得や資産を基に、税務申告の書類を作成して、本人がその書類にサインをするだけで、申告を終了しています。スウェーデンインフラ省の大臣は「私は45秒で税務申告が終わる」と自慢そうに話していました。 「個人のプライバシーとの関係で問題はないのか?」と聞くと、「プライバシーの問題はスウェーデンでも議論にはなるが、だからといってデジタル化に反対ということにはならない」との答えが返ってきました。一部の国民に反対の声はあっても、50%の所得税率を容認するスウェーデン国民ならではの発言と理解しましたが、翻って「わが国がスウェーデンのようになったらどうだろう?」との疑問が脳裏に浮かびました。 私は、現金払いがほとんどの『アナログ人間』ですから、スゥェ-デンのような「デジタル化」にはとてもついていけません。スウェーデンでも「8歳位以下の子どもと80歳以上のお年寄りは『Swish』を利用していない」とのことでした。  #立憲民主党 #衆議院議員 #海江田万里 #海外視察報告」9月10日 18時19分 - kaiedabanri

海江田万里のインスタグラム(kaiedabanri) - 9月10日 18時19分


海外視察報告第6回

日本でも消費税増税を機に導入が拡大されるポイント制度によってキャッシュレス決済を進めようとしていますが、キャッシュレス先進国のスウェーデンでその実態を調べました。訪問したのは政府のインフラ省とエンスキルダ銀行(SEB)です。エンスキルダ銀行は120ある支店のうち、現金を扱うのはたった1店舗のみというスウェーデンでもっともデジタル化が進んだ銀行です。
スウェーデンで、キャッシュレス化が進んだ背景には2012年にスウェーデン中央銀行と国内大手6銀行が共同開発した『Swish』と呼ばれるスマートフォン向けの決済アプリの存在です。SEB銀行で、実際にその使い方を見せてもらいましたが、Aさんに送金したいと思えば、スマートフォンの画面上に『Swish』のアプリを開き、相手の電話番号と送金金額を入力して、最後に自分の暗証番号を入力すれば、即座に決算完了の確認ができるようになっています。店舗などで買い物をする場合は、相手の電話番号の代わりにスマートフォンのカメラでQRコードを読み取って送金することもできます。
スウェーデンの大手銀行すべてが、このシステムに参加していることと、個人の送金手数料が不要なことが、この決済の利用者が急増した理由です。
「手数料ゼロで、銀行はどうやって収益を上げているのか?」の質問に対して、「銀行は顧客の講座残高、入金状況、カードの決済状況などを把握しているので、顧客に合ったローンや投資信託などを提供して収益を上げる」とのことでした。『Swish』の利用者(9割のスウェーデン国民)は利便性と引き換えに、自分の懐具合を銀行にすべて曝していることになります。また銀行は顧客の全ての資産状況を税務当局に提供していると、こともなげに語っていましたが、税務当局は、このように収集された個人の所得や資産を基に、税務申告の書類を作成して、本人がその書類にサインをするだけで、申告を終了しています。スウェーデンインフラ省の大臣は「私は45秒で税務申告が終わる」と自慢そうに話していました。
「個人のプライバシーとの関係で問題はないのか?」と聞くと、「プライバシーの問題はスウェーデンでも議論にはなるが、だからといってデジタル化に反対ということにはならない」との答えが返ってきました。一部の国民に反対の声はあっても、50%の所得税率を容認するスウェーデン国民ならではの発言と理解しましたが、翻って「わが国がスウェーデンのようになったらどうだろう?」との疑問が脳裏に浮かびました。
私は、現金払いがほとんどの『アナログ人間』ですから、スゥェ-デンのような「デジタル化」にはとてもついていけません。スウェーデンでも「8歳位以下の子どもと80歳以上のお年寄りは『Swish』を利用していない」とのことでした。

#立憲民主党 #衆議院議員 #海江田万里 #海外視察報告


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2019/9/10

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