海江田万里のインスタグラム(kaiedabanri) - 11月29日 16時30分

衆議院本会議場で、来日しているヴォー・ヴァン・トゥオン・ベトナム社会主義共和国主席夫妻の歓迎会（国会演説）が行われました。
外国賓客による国会演説は、２０２２年にゼレンスキー・ウクライナ大統領がオンラインで行いましたが、議場での演説は２０１６年以来です。
今年９月に、日本とベトナムは外交関係を結んで５０周年の節目を迎えていますが、今回の訪問を受け、両国の関係は「アジアと世界における平和と繁栄のための包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされ、さらに強固なものになりました。
私がここで注目したいのは、日本とベトナム（当時は北ベトナム）が国交を結んだのが１９７３年９月だということです。
この年の１月には、ベトナム和平のためのパリ協定が調印され、１月２９日にニクソン米大統領がベトナム戦争の終結宣言を出していますが、ベトナム戦争が南ベトナム政府の崩壊によって終結するのは、１９７５年５月のことです。
また、米越の国交が正常化するのは、１９９５年になりますから、当時の日本外交の素早さが評価されます。
トゥオン主席も演説の中で「ベトナムが最も困難な時期に（日本は）国交を回復した先進国の中の一つであることを忘れません。」と述べていました。
当時の日本外交は、将来の日本の国益を見越したものであったと思います。
写真は、１９７０年代、戦争中のベトナムのポスターです。「ベトナムに平和を！」と書いてあります。私のお宝のひとつです。

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