後藤しおりのインスタグラム(shiorigoto_tou) - 5月12日 20時17分

母からの今朝の電話。 「小さな頃におばあちゃんがよく作ってくれたドーナッツが食べたくて。しおりちゃん作り方わからないかなあ。おばあちゃんのドーナッツはすごく美味しくてね。よく作ってくれて、揚げたてにほんの少しだけ砂糖がまぶしてあってね」

グラタンやラザニア、プリンなど、当時としてはハイカラな料理がとても上手だったおばあちゃん。

最近母はこういう小さな頃の食べ物の記憶をよく話す。 「毎回、同じ人が神様のお供えとして持ってきてくれてね。中にぎーっしりと色んな種類の山菜や野菜が入っていてね。すごく美味しかった。小さな頃、それを頂くと夢中で食べていたの。また食べたいこと。食べれないかなあ」

おじいちゃんの生まれ育った家は東北の山々に囲まれた大きな神社で、そこに神饌として神さまにお供えした油揚げがほっぺたが落ちるほどの美味しさだった。

小さな頃の食べ物の香りや食感、キッチンの風景が鮮明に蘇り、嬉しそうに話す母の様子は、まるで無邪気な子供のようだった。

70歳近い両親は現役で寿司屋を営んでおり、多い日で100人前もこなす。まだまだ元気でいてもらいたいので、記憶の中の料理をたくさん作っていきたいと思った母の日でした。

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