猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 3月10日 21時01分
思えば長らくマルシェに行っていなかった。理由は忙しかったっていう不可抗力もあったけど、サボってたな…とも思う。
私がパリへ来たての17年(!)前、マルシェはフランス語の道場でした。数字を間違えずに伝えて、欲しいものを欲しい量買うっていうのすら、当時の私には難しかったから。
怖がらずに話す、聞く、原産地の質問をしてみる、この料理にはどの品種が合うの?など、私の拙いフランス語を、マルシェの人たちはずいぶん辛抱強く聞いてくれたと思う。
パレ・ロワイヤルに来てから、パリの中心地を離れた大きなマルシェに行くのが少し億劫になった。それなら近所のマルシェを開拓すればいいじゃんと、パリのマルシェ情報を調べてみたら、シャトレのサン・ユスターシュ教会脇に、日曜マルシェが開いているというので、早速出かけてみました。
規模は小さなマルシェだけど、十分週末のディナーに足りるあれこれは買えそう。今日は、ムール貝とジャガイモのソテーにしようかな。初めて行くマルシェは、必ず一度すべてのお店に目を通して、どうゆう立ち位置のお店なのかを見る。(完全ビオ、ものはいいけど価格は高くて富裕層と健康志向の人のお店…など。)すると、今日の懐具合にあった、必要なものを買えるお店が、おのずと絞り込まれる。
買うお店が決まったら、あとはじっくりお店の人とやりとりして、欲しいものを頼めばよい。そのやりとりがまたよくて、たとえば今夜のメニューを伝えると、それならこの品種がぴったり!っていう具合にアドバイスしてくれる。
こうやう些細な会話が出来るマルシェを、私はフランス語の実地の訓練場にしてたんだなぁ。
ミモザが綺麗だった朝。
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2019/3/10