芥川舞子のインスタグラム(maiko.akutagawa) - 2月14日 23時39分

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「るつぼ」
昨日、千穐楽でした。
お越し下さった皆様、ありがとうございました！

新国立劇場演劇研修所での3年間の集大成を終えました。 「るつぼ」という作品を、このチームの一員として創作できたことに心から感謝しています。

真実を、真っ直ぐに見なさい
そして、あなたの魂を輝かしなさい

と毎日言われ続けていたように思います。

レベッカ・ナースから、
人が悪いのではない
闇の中の光であれ
と教えてもらいました。

この戯曲の中でレベッカは、ほぼ脚色されることなく史実通りの人物として描かれています。
舞台にはスペシャルな人しか乗らない と言いますから、きっとアーサー・ミラーが彼女の人生を脚色する余地はないと思ったのでしょう。
私も、彼女を知れば知るほど尊敬が増すばかりでした。

彼女は、私のことも受け入れ支えてくれていました。役に支えてもらう という経験を今回初めてしました。
さすが、聖母マリア様です。
この作品を旅する中で、潜在意識と繋がり、どこまで深いところに行くんだろう…と怖くもありました。
だけど、毎日、幕が開くのですね。

俳優はすごい仕事だと思います。
この研修所に入る前、客席から見ていた かっこいい俳優さんたちには、やはりその理由があるのだと知りました。
俳優という生き方を、心から尊敬します。 「るつぼ」を通して教えてもらったことは、なんだか今の私には大きすぎて、私のこれからの人生を通して少しずつより豊かになってゆくのだと思います。
これからもわたしの中で、作品と役は生きますね。

これから私がどんな人生を歩もうと、パンフレットに載せた言葉が今の私の真実です。

長くなってしまいましたが、「るつぼ」の世界を少しでも分かち合うことができていれば嬉しいです。
お忙しい中、雪の中、お越しくださりありがとうございました。

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