安間佐千のインスタグラム(sachiamma) - 4月1日 00時25分

今年度最後の東京都少年講習会。気付けば始めてから7年という月日が経ち、そしてその始まりからずっと一緒だったひとりの生徒が遂に卒業でした。
クライミングを教えることは、選手の能力向上や、技術向上、メンタルの強化といった、現実的な部分に集約されてしまうのだろうか、、、とずっと考えてきました。僕は人間のポテンシャルは、豊かさは、個性は、美しさは、もっと自由で広大であると感じています。
今日の卒業式は、感動的でした。彼を想う他の選手と、保護者の方々の想い。そして彼のみんなに対する想い。愛と感謝の気持ちがその場を包んでいました。言葉の無い空気の中でそれが共有されていました。
何か、違った次元で、僕も選手も受け取り合う瞬間。クライミングの能力の優劣から離れた全く別の場所で、本質的なものを与え、受け取る。僕が探していたものを、見せてもらいました。今日の出来事は、彼が最後に僕にくれた、最高のギフトでした。

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