近藤淳子のインスタグラム(kondo_junko_) - 10月27日 15時13分

秋が深まりはじめた10月下旬の秋田。創業1852年の新政酒造様、約5年ぶりに訪問。

まず、酒米の理想郷という鵜養（うやしない）地区にご案内いただきました。この自然溢れる秘境に自社田圃を保有し、契約栽培も行っている新政酒造。酒米は全量自然栽培（無肥料・無農薬）です。豊富なミネラルを含んだ大又川、雨の降りしきる伏伸の滝の音。茅葺屋根の民家にいまだ人々が暮らし、堰とともに生きる古のままの農村地帯が広がっています。鵜養で、長閑ながら、想像以上に純粋で沸き立つようなパワーを感じることができました。

次に、新政とのコラボレーション作品もある、世界からシェフたちが訪れるというパティスリー「STOVE」にお連れいただきました。ショーケースには魅惑的なスイーツの数々。特別に発酵させたパンのジェラートをいただいたのですが、これが絶品でして。イースト菌の風味がピュアで美味しいと感じたのは初めてでした。マダムと談笑しながら、さまざまな試食タイム。週末には、大人気のバクスチーズケーキが家に届くので楽しみです。

途中、地元スーパーの酒屋コーナーにも。秋田はさすがの酒どころ、充実した酒棚を思わず撮影。

いよいよ、蔵へ。酒つくりの工程に従って、丁寧な説明を受けながら、新政の今を教えていただきました。伝統的な技術である木桶仕込みの再現と存在価値、全量麹蓋、生酛など江戸帰りのような革新、6号酵母と酵母無添加など、【総合酒文化保護企業】としての哲学は、いつも思考が一気に活性化されます。

最後に、16時半からオープンする「永楽食堂」へ。全国各地のトップクラスの銘酒をグラス一杯からカジュアルな価格で思う存分楽しめる、日本酒の聖地。ずっと訪れてみたかった名店です。この日は、贅沢にも新政数種類を持ち込んでいただき、味わい深いおつまみとともに、永楽の新政多種も飲み比べ。究極にありがたいひとときでした。

蔵元の佐藤祐輔さん、広報の植田さん、酒造りがスタートした大変ご多忙な時期に、丸一日お世話になりまして、心よりありがとうございました！

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