テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 12月20日 12時48分

フランス東部に続く道を進むと、行く手の丘に堅固な城塞がありました。
ブザンソンは、古代ローマ時代に拓かれた町です。 男性の視線の先で威容を誇るシタデルと呼ばれる城塞は、17世紀の名建築家ヴォーバンの設計で築かれたといいます。城壁から見下ろす川沿いの道は、スイス、イタリアへと続き、この地が要衝であった事を物語っていました。
女性が、町を巡ることは歴史を旅することだと、古代ローマの遺跡を教えてくれました。町並みには、交易路の宿場町として繁栄した時代の面影が宿っています。高校生が、町そのものが歴史の教材だと笑みを浮かべました。
「町には、来る人、去る人。それぞれの日々が幾重にも折り重なっている」と男性が呟いていました。夕陽がカップルの頬を染め、ブザンソンの今日が終わってゆきます。

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