テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 12月20日 12時45分

朝の日差しが降り注ぎ、辺りを輝かせていました。この道は、古くから巡礼者たちが歩いた道だといいます。
街道沿いの標識と、丘の上に建つ白い建物が気になりました。巡礼地ロンシャンに1955年に竣工した礼拝堂で、設計はモダニズム建築の巨匠ル・コルビュジエです。蟹の甲羅を思わせる屋根と反り返った面をはじめ、大胆なフォルムが見事に風景に調和し、異次元へと人を誘います。建築家だという男性が、「内部も巨匠ならではの意匠で満ちている」と語りました。
多様な開口部から差し込む光が暗がりに拡散し作り出す、静謐な祈りの空間。現代宗教建築の傑作と称されるこの礼拝堂は、第2次大戦で破壊された中世からの礼拝堂に代わって、造営されたものだそうです。
管理する女性が、「礼拝堂は遥かな道をゆく巡礼者たちを、静かに見守っている」と呟きました。

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