草刈民代のインスタグラム(tamiyo_kusakari_official) - 6月26日 00時53分


カメラは見た!(笑)

7月4日「INFINITY 」富山公演の一部では、森優貴くんが新たに作ってくれた作品「in Isolation 」を踊ります。

振付が固まってきたので、さらに#ブラッシュアップ 。何かしっくり来てないところを微調整。

私は古典作品やトゥシューズで踊るものを踊ってきたので、音楽的な感覚や動きの質は森くんの作風のものとは違う感覚を身につけています。

なるべく森くんのスタイルに寄せようとしてもなかなか同じようにはいきません。時にはその理由が身体の使い方だったり、又は音楽のつかみ方だったり。。。

結局のところ、やればやるほど、根本的に全てが違うということがわかってきたのですが(笑)、違いがわかるほどに解決の糸口が見つかって、今までとは違う感覚で動けるようになってきました。

森優貴くんの作品は音楽的。そしてエモーショナル。音楽的なセンスを生かしたダイナミックなダンス作品や、演劇的とも言えるようなドラマティックな作品が彼の得意とするところ。

彼は、ヨーロッパの作家の作品を多く踊ってきていますが、特にドイツ表現主義から派生したダンススタイルがベースになって振付家としての自身のスタイルを築いてきました。

日本人の私たちはそれを見慣れていないところがありますが、それゆえにとても新鮮。

今回も振付の印象ではワンピースで踊ることなど想像しませんでしたが、実際に踊ってみると全てがしっくりと噛み合います。

動きの一つ一つの意味するところも明確なので、音楽や動きが習得できれば何を踊っているのかもとてもよくわかる。
そこが素晴らしい。

それぞれのステップのディテール、身体の使い方、音楽の取り方など、森くんののイメージに近づくほどに、その動きで表現したいことがさらにはっきりしてきます。

彼の振付は芝居のセリフのようです。でも、言葉のように声が伴うものではありません。振付とは単に動きのことを指すだけではなく、それは音楽が伴って成立するもの。

私が踊ってきたなかで演劇的な作品というと、ローラン・プティやアントニー・チューダーの作品です。森くんの作品は時代もスタイルも全く違うのだけれど、踊る立場での個人的な感覚では、「演ずる踊り」として共通なものを感じています。

二人で踊るところは、上手く動きが流れていないところを細かくチェック。こういうところは、お互いの力加減の調節だったり、位置関係の確認だったり、細部を修正していくことによって息があってくると、お互いがさらに自由になっていきます。

正直なところ、「あれ?私、まだ踊れる?」と思わせてくれたのは森くんです。昨年の横尾忠則現代美術館とのコラボレーションで一緒に稽古をしていたときに、そう感じさせてくれました。

とはいうものの、自分が踊ることに関しては半信半疑のようなところがあったのは否めません。

いくらトゥシューズは履かないと言っても、この年になってまたダンサーに戻るというのは、本当はあり得ないことだから。だって、10年以上踊っていなかったのですから。

それに、50代の半ばでまた返り咲く人なんて聞いたことがない。

本当のことを言うと、私自身、心の準備をしないままにこのような流れに乗っていたので余計にそう感じるのかもしれません。

でも身体とは凄いものです。やればやるだけ変わってくる。一月よりも今の方が身体が動きます。ここにきて、随分と勘が戻ってきている感じもしています。

これは本当に奇跡的。ありがたいことです!

本番まであと1週間ちょっと。ラストスパートで頑張ります!

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2021/6/26

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