テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 1月18日 12時19分

独自の文化が根付いているブルターニュ地方。この地の食文化に欠かせない名産品が二つあるとレストランのシェフが顔を綻ばせます。一つ目がシードル。リンゴの発泡酒です。店の女性の話では、この地方の気候と土壌はブドウよりもリンゴに向いていることから、古くからリンゴを搾り発酵させたシードルが造られてきたといいます。爽やかな酸味を持つこの酒は、海を渡った英国ではサイダーと呼ばれ、世界的に知られる銘酒です。
二つ目が、ここゲランドで精製される塩。「テール・ドゥ・セル／塩の大地」と呼ばれるように、ここでは1000年以上前から干満の差が大きい海岸を利用して塩が精製されて来たといいます。
広大な塩田で収穫される塩は世界的に知られ、中でも「フルール・ドゥ・セル／塩の花」は珍重されています。組合の人が誇らしげに、「『フルール・ドゥ・セル』は、結晶塩で生産量が少なく、料理に奥行きを与える逸品として、中世の時代から町の繁栄を支えて来た」と語りました。

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