大沢伸一さんのインスタグラム写真 - (大沢伸一Instagram)「このギターはたまに歯で弾くこともある(画像1)  アコースティック、エレキ合わせると十数本ほどギターを持っていて、思い入れのあるもの、そうでないものさまざま。  このギターは1960年代後期のDanelectro Hawk 12-Stringで、 ラウンジ・リザーズ在籍時のアート・リンゼイにあこがれて買ったもの。  スクールモデルとして作られたらしく、ネックのスケールも短く、作りも非常に簡素なくせに12本も弦が張ってあるちょっと変態なギターだ。 
アートに習って僕なりの不協チューニングを編み出した結果、 ノイズリズムメイカーとしての完成度は高く、恐ろしいまでの切れ味。そして最近は積極的に音階も奏でるようになった。  一旦十二音階の呪縛から逃れるとそこに戻るのは難しく、爪弾くフレーズのかけらたちが自分の想像では出てこないものばかりで、新鮮で不思議な感覚に時間をわすれる。  自分のルーツにポスト・パンクやニューウェイブがあることにとても感謝している。  それは、「他者と違うこと」を価値観の上段に据え、音楽市場に氾濫している大勢の共感に、個性を殺して「寄せる」ことを愚行として存在していたこと。  このことで思春期の僕が生かされていたことは紛れもない事実だ。  Photo by @mitograph」10月9日 8時27分 - shinichiosawa

大沢伸一のインスタグラム(shinichiosawa) - 10月9日 08時27分


このギターはたまに歯で弾くこともある(画像1)

アコースティック、エレキ合わせると十数本ほどギターを持っていて、思い入れのあるもの、そうでないものさまざま。

このギターは1960年代後期のDanelectro Hawk 12-Stringで、
ラウンジ・リザーズ在籍時のアート・リンゼイにあこがれて買ったもの。

スクールモデルとして作られたらしく、ネックのスケールも短く、作りも非常に簡素なくせに12本も弦が張ってあるちょっと変態なギターだ。

アートに習って僕なりの不協チューニングを編み出した結果、
ノイズリズムメイカーとしての完成度は高く、恐ろしいまでの切れ味。そして最近は積極的に音階も奏でるようになった。

一旦十二音階の呪縛から逃れるとそこに戻るのは難しく、爪弾くフレーズのかけらたちが自分の想像では出てこないものばかりで、新鮮で不思議な感覚に時間をわすれる。

自分のルーツにポスト・パンクやニューウェイブがあることにとても感謝している。

それは、「他者と違うこと」を価値観の上段に据え、音楽市場に氾濫している大勢の共感に、個性を殺して「寄せる」ことを愚行として存在していたこと。

このことで思春期の僕が生かされていたことは紛れもない事実だ。

Photo by @mitograph


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2020/10/9

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