偕成社のインスタグラム(kaiseisha_pr) - 7月31日 18時38分


【7月の新刊】「明治の農村」が「平成のニュータウン」になるまでの軌跡。茅葺き農家の150年の歴史を定点観測で描いた絵本!

『やとのいえ』は、一軒の農家を舞台に、明治時代初期〜現代までの150年間の人々の暮らしの変化をたどる絵本です。

「やと」は、谷戸と書き、浅い谷が低い丘のあいだに入り組んでいる地形のことをいいます。かつて人々は、その谷に田んぼや畑を作り、稲作、麦作、炭焼きを中心とした暮らしを送っていました。

その農村の姿を大きく変化させたのは、高度成長期に立てられたニュータウン計画です。丘は削られ、谷は埋められ、自然ゆたかだった丘陵地は、団地やマンションがたちならぶニュータウンへと姿をかえたのです。

そして、開発がはじまってから半世紀以上がたち、のどかだった日本の農村の多くは、現在の、鉄道や道路が縦横に走る、多くの人口をかかえた郊外の町となりました。(本書でモデルとしたのは、東京都の多摩ニュータウンです!)

本書では、変わりゆく人々の150年の暮らしを、道ばたの十六らかんさんを語り手に、定点観測で見ていきます。

巻末では8ページに渡って各場面を振りかえり、稲作や麦作などの農作業、使われている農具、村の習俗や人びとの様子などをくわしく解説。ここもみどころ満載! より具体的な暮らしの変化を知ることができます。

私たちの暮らす町が、現在のようになる前、その土地はどのような地形で、どのような人びとがいて、どのような暮らしが営まれていたのでしょうか。この絵本を読んで、その土地の歴史に思いを馳せてみませんか?

#やとのいえ #八尾慶次 #ニュータウン #多摩ニュータウン #偕成社 #kaiseisha #公式アカウント #絵本 #児童書


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

416

2

2020/7/31

偕成社を見た方におすすめの有名人