枚方T-SITEのインスタグラム(hirakata_tsite) - 5月24日 11時55分
#Repost @ht_foods
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枚方 T-Site 蔦屋書店 【インスタライブ視聴のお礼】
本日は5階フロアより絵本コンシェルジュと食コンシェルジュで配信させていただきました。参加してくださった方、ありがとうございます❣️
第3回のテーマは「疲れた時に読みたい本」
食からは 毎日お料理をするのが疲れちゃった時に読んでほしい本を紹介させていただきました📚
■一汁一菜でよいという提案
土井善晴 / グラフィック社
1500円(税抜)
土井先生が枚方蔦屋書店に来られたのはこの本の発売記念イベントでした。グラフィック社さんと事前にスライド投影する画像をやりとりしていたのですが、先生の一汁一菜画像の自由さに驚いたものです。
この本は冒頭に「この本はお料理を作るのががたいへんと感じている人に読んで欲しいのです」とはじまります。
一汁一菜=「ご飯、味噌汁、漬物」
土井先生は"毎日続けても食べ飽きない" "自分を守れる最小限の食事"だと定義しています。そして、それは和食献立のすすめというわけではなく、システム。米がパンになってもよくて、何品ものおかずがなくても、映えてなくても、極論そこまでおいしくなくても(本来ふだんの食事とはそんなもの)、このスタイルを毎日続けることが重要。味噌汁も出汁がなければ冷蔵庫にあった野菜やベーコンからも旨味は出せるし、湯に味噌を溶いた程度もOK。誰に見せるでもない日常があるからこそハレの日の特別感があるように、抑揚も大切だと。古来から引き継がれた日本人の生きる知恵などに触れ、多様化した現代を生きる我々のライフスタイルを見直すきっかけになるかもしれません。
また、この本の装丁はグラフィックデザイナーの佐藤卓さんが手掛けられたのですが、ベースのオフホワイトが米、緑の書体(土井先生の字です)が菜を表し、帯の茶は味噌汁を写真に撮ったものだそう!なんかそんなさりげなく粋なところもお気に入りです。
■レシピを見ないで作れるようになりましょう
有元葉子 / SBクリエイティブ
1500円(税抜)
レシピとは地図のようなもの。目的地への進むべき方向さえわかっていれば、ショートカットや回り道も楽しめる。迷ったら戻ればいい。(本文ではない)数々の料理本を出してこられた有元葉子さんの哲学が詰まった一冊。こちらも文字で綴られる料理書で、様々な料理工程になんでそのひと手間が必要であるかが簡潔に書かれており、さらさら読める割にしっかり残ります。(字が大きいところが大事)
本書ではレシピを見ずに料理を作れるようになるために知っておきたいことを、調理法別に紹介。
自分の感覚を使って料理をすれば、自分の”おいしい”が見えてくる。料理は至極シンプルであることに気づかされます。
■ごはんのきほん
有元葉子 / SBクリエイティブ /
1500円(税抜)
2017年に多くの反響があった「レシピを見ないで作れるようになりましょう」の続編。
ここではレシピ以前の基本の"き"が解かれています。有元葉子さん曰く ”ごはんのきほん”とは、美味しいお米を炊くところから。毎日のごはんは、美味しいお味噌汁と、少しの野菜。ときどきパスタ。
日常を大切にし、季節に敏感であれ。
この本は私に知っているようで知らなかったことを気づかせてくれました。
おまけ
■カレンの台所
滝沢カレン / サンクチュアリ出版
1400円(税抜)
キッチンじゃなく、リビングで読みたい!
擬人化された食材たちのファンタジー✨
ファッションモデルで、女優、タレントとマルチに活躍されている滝沢カレンさんの料理本はいろいろ突っ込みどころもありつつ、元気になります。紹介されているメニューはからあげ、ハンバーグ、豚の生姜焼きといたって王道なのですが、何より彼女独特の世界観の言葉選びが話題になっているんですね。
•生姜をキリンの睫毛くらいに切る?
•こんちきしよーってくらい混ぜる?
•お砂糖を軽々しく?
分量なども”目ん玉2個分”など明確な記載はなく、独自の感覚を読み解きつつ進む工程は、料理初心者には難解なのころかわいいイラストがフォローしていたり、ただ文章も素直に受け止めれば、味付けは自分のお好みでよいし、工程も間違ってはないので、できる方は楽しみながらチャレンジしてみてほしいです。巻末には購入者特典で、滝沢カレンさんのお料理動画が見られるQRコード付!
お嫁に出したくなる”ドレスオムライス”はコンシェルジュも作ってみたくなりました。
来週のインスタライブは5月30日(土)
文学×マガジンのコンシェルジュが担当いたします。テーマ「コンシェルジュってなに?」
時間などは決まり次第告知させていただきます!
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2020/5/24