尾上菊之助さんのインスタグラム写真 - (尾上菊之助Instagram)「. 前回の続きです。(「河連法眼館の場」)   義経は、静御前に初音の鼓を預け、後から来た忠信の詮議を命じて、奥に行きます。 静御前は一人で初音の鼓を打ってみることにしました。すると、どこからともなく忠信が現れたのです。怪しい忠信に刀を向けて詰め寄ると、忠信は、自分は本当は狐であると打ち明けはじめます。雨乞いのため両親が初音の鼓の皮にされたと語り、狐の姿(源九郎狐)を現しました。 源九郎狐は両親を慕い、鼓に付き添っていたのですが、このままでは義経をだますことになり、また本物の忠信に迷惑を掛けてしまうという理由から、姿を消してしまいました。  奥で話を聞いていた義経は源九郎狐を呼び戻し、静御前を守った働きに感謝し、また親への孝行を褒めて、初音の鼓を授けます。  喜んだ源九郎狐は義経への恩返しとして、悪者の衆徒(しゅと、僧兵)達が館に夜襲をかけようとしていることを教え、通力で義経を守ると誓います。 源九郎狐は鼓を大事に抱えて嬉しそうに去っていくのでした。  私は本物の佐藤忠信と、実は源九郎狐の狐忠信の両方を演じています。 この「四の切」は、狐詞(きつねことば)と言われる、まるで狐の鳴き声のように発する台詞や、狐の妖術が目の前で実際に起こっているかのような仕掛けがあり、はじめて歌舞伎をご覧の方にもお楽しみいただけるのではないかと思います。  「四の切」も父の菊五郎に習いました。狐詞は文楽の豊竹咲太夫師匠から教えをいただきました。  写真 #岡本隆史  #歌舞伎 #kabuki  #国立劇場 #尾上菊之助 #河連法眼館 #四の切 」4月11日 16時49分 - onoekikunosuke

尾上菊之助のインスタグラム(onoekikunosuke) - 4月11日 16時49分


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前回の続きです。(「河連法眼館の場」)


義経は、静御前に初音の鼓を預け、後から来た忠信の詮議を命じて、奥に行きます。
静御前は一人で初音の鼓を打ってみることにしました。すると、どこからともなく忠信が現れたのです。怪しい忠信に刀を向けて詰め寄ると、忠信は、自分は本当は狐であると打ち明けはじめます。雨乞いのため両親が初音の鼓の皮にされたと語り、狐の姿(源九郎狐)を現しました。
源九郎狐は両親を慕い、鼓に付き添っていたのですが、このままでは義経をだますことになり、また本物の忠信に迷惑を掛けてしまうという理由から、姿を消してしまいました。

奥で話を聞いていた義経は源九郎狐を呼び戻し、静御前を守った働きに感謝し、また親への孝行を褒めて、初音の鼓を授けます。

喜んだ源九郎狐は義経への恩返しとして、悪者の衆徒(しゅと、僧兵)達が館に夜襲をかけようとしていることを教え、通力で義経を守ると誓います。
源九郎狐は鼓を大事に抱えて嬉しそうに去っていくのでした。

私は本物の佐藤忠信と、実は源九郎狐の狐忠信の両方を演じています。
この「四の切」は、狐詞(きつねことば)と言われる、まるで狐の鳴き声のように発する台詞や、狐の妖術が目の前で実際に起こっているかのような仕掛けがあり、はじめて歌舞伎をご覧の方にもお楽しみいただけるのではないかと思います。

「四の切」も父の菊五郎に習いました。狐詞は文楽の豊竹咲太夫師匠から教えをいただきました。

写真 #岡本隆史

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2020/4/11

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